ニューヨーク・コミコン2025の「エージェント・オブ・シールド」再結成パネルにフィル・コールソン役のクラーク・グレッグさん、デイジー・ジョンソン役のクロエ・ベネットさん、メリンダ・メイ役のミンナ・ウェンさんが登場し、番組制作時の思い出話や今後について語り合いました。
クラーク・グレッグさんは「コールソンは生きている」と発表し、番組の制作につながった彼の復帰を要求したTwitterのファンに感謝したことを思い出しつつ、それまでに出演したマーベル映画とは比べ物にならないくらいのスピード撮影でドラマが制作されたと明かしました。
ミンナ・ウェンさんはメイを演じるに当たって戦闘シーンで様々な怪我をしたと振り返り、具体的には上腕二頭筋断裂、前十字靭帯(ACL)損傷、肘の骨折、歯の欠損、脳震盪、打撲などを経験したと言います。
クロエ・ベネットさんはクエイクのポーズが恥ずかしかったと述べ、当初グリーンスクリーンを使うことが多かった撮影時に「その時は自分がばかみたいだと感じました。」と振り返りました。
また、グレッグさんとウェンさんはコールソンとメイが自身とは真逆のキャラクターだとも指摘しました。
「エージェント・オブ・シールド」がMCUのストーリーから逸れていった事について、クラーク・グレッグさんは「それは企業再編による段階的な変化でした。いつの間にか独自の船になっていましたが、この作品に誇りを持っています。」と語っています。
ドラマのエンディングでコールソンがデイジーに宛てた手紙は養子縁組証明書だったのではないかというファンセオリーについて、クロエ・ベネットさんはあの手紙は凡庸な小道具に過ぎなかったとし、噂を否定しました。
また、クラーク・グレッグさんとクロエ・ベネットさんが衣装を勝手に持って帰ってしまった事をカミングアウト。グレッグさんはS.H.I.E.L.D.の特注スーツのほぼすべてと、ロキに殺された時のスーツが家にあると明かしました。ベネットさんはクエイクのスーツを持ち帰り、酔っ払って友人と喧嘩した際にそれを着たとも語りました。
そしてドラマの中で大きな出来事でもあったウォードの裏切りについて、「撮影開始の1日前に、3シーズンに渡って彼が裏切り者、敵対者である事を知った」とも明かしました。
今後、MCUでクロスオーバーが起こった際に共演したいキャラクターについて質問されると、クラーク・グレッグさんはアダム・ウォーロック、ミンナ・ウェンさんはソーのハンマーを見つけたいと言い、クロエ・ベネットさんはスパイダーマンを選びました。
さらにミンナ・ウェンさんはメイの「女性らしい部分を掘り下げてみたい」とし、「パートナーが死なないラブストーリーに興味がある」と語りました。
クラーク・グレッグさんは「エージェント・オブ・シールド」にMCUと同等の予算がつくのであれば、ゴーストライダー、LMD、フレームワークのエピソードはこれまでにない最高の作品になるでしょうと述べました。
現マーベル・テレビジョンの責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんは以前に「エージェント・オブ・シールド」をMCUの正史にしたいと考えていると話していましたが、Netflixの「デアデビル」のように再び接続される日がいつか来るのでしょうか。
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