マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」のライアン・レイノルズさんとヒュー・ジャックマンさん、そしてショーン・レヴィ監督が、海外メディア Variety とのインタビューの中で、本作と今後のMCUについての話題を提供しました。
次の「アベンジャーズ」映画への出演について質問された二人のうち、まずライアン・レイノルズさんが「わかりません。様子見です。」と答え、それに続いてヒュー・ジャックマンさんが「この質問はこのプレスツアーでの最初の大きなインタビューです。どう答えていいのかわかりません。」とリアクションしました。
レイノルズさんがさらに続けて、「どんなバージョンでも想像できると思います。彼らがまたソロ映画をする事も、アンサンブルの一部になることも想像できますし、これが最後だということもあるでしょう。」と述べました。
また、インタビューの中では本作のスーツについても言及。ウルヴァリン役としてデビューしてから20年以上が経過してようやくコミックに準拠したスーツを着る事について、ジャックマンさんは次のように語りました。
1999年にX-MENを始めたとき、皆が黒い革の服を着ていました。その時はそれが当然だと思っていたんです。でも、マーベルの映画を見ているうちに『これ(コミックバージョンのスーツ)、実はかっこいいじゃないか』と思うようになりました。そして今回実際にそれを着てみると、今まで着ていなかったことが信じられないくらいでした。
これに対してレイノルズさんは「私は、本作のようなクルーの反応は見たことがありません。開発の初期段階では、スーツについてはほとんど話しませんでした。それは、考えるまでもないことだったからです。今では、スーツを着ていなければ、このキャラクターは存在できません。」と語りました。
そしてこの映画が「デッドプール&ウルヴァリン」というタイトルになった事について二人が振り返り、会話しました。
レイノルズ:『デッドプール3』か、それとも『ウルヴァリン10』か?年長者を優先するべきか。つまり、彼は34歳年上ですから、年長者の面倒を見たいと思うでしょう。
ジャックマン:お気遣いなく。(監督に対して)『ウルヴァリン&デッドプール』って提案してくれたのは嬉しいよ。寛大なことだと思ったよ。
レイノルズ:(ジャックマンに対して)でも実際のタイトルは『デッドプール&ウルヴァリン』になった。申し訳ないね。
ジャックマン:ウルヴァリン本人は明らかに気にしているでしょうね。なぜなら彼は『ウルヴァリン&デッドプール』というタイトルでない映画には絶対に出演しないからだ。
本作がウルヴァリンとしての10作目の映画である事から、当初ジャックマンさんは「ウルヴァリン10」のタイトルを気に入っており、その後二人はSNS上でタイトルを巡っていつもの喧嘩を繰り広げていました。
「デッドプール2」から6年ぶりの、そして「LOGAN」から7年ぶりの二人の再演作品となる「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に米劇場公開予定、日本は 2024年7月24日 に世界最速公開です。