マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が、ヴェネツィア国際映画祭で行われた自身のキャリアに関するマスタークラスでマーベル映画の制作体験を振り返りました。
2020年の「ノマドランド」でアカデミー賞を受賞して以降、数々の賞に輝いた名監督のひとりであるクロエ・ジャオ監督でしたが、「エターナルズ」に関しては酷評され、興行的にも大失敗になったと当時報道されました。
しかし、彼女自身はこれを黒歴史とは認めておらず、「『エターナルズ』の監督を務めることができて本当に嬉しかった」としつつ、「アニメ好きの方なら、これが夢が叶った瞬間だったって分かってもらえると思います。コミックはマンガの西洋版みたいなもの。全然違うけど、私は西洋に住んでいて、そういうものに触れる機会が多かったんです」と語りました。
また、ジャオ監督はコミック映画、スーパーヒーロー映画に対するここ数年の批判や反発、特にスコセッシ監督の「ただのテーマパーク」という例えについて質問されて、次のように述べました。
「物語を芸術作品とみなさないからといって、軽視してはいけないと思います。私にとって、物語を語る目的は、控えめに言っても、人々が処理すべきことを処理するための枠組みを作り出すことです。原型は、まさにそのための素晴らしい方法であり、それは神話にも見られます。それは、私たち全員が共有しているものだからです」
確かにジャオ監督が言うように、数々の神話は当時はただの物語として存在していたものであり、後の人々が絵画や彫像、映画やゲームなど、形を変えてアートとして処理してきました。監督は自身の作品において芸術性よりも物語を追求しているようで、映画監督という仕事を次のように説明しました。
「私はずっと物語を語りたいと思っていました。映画はごく自然な選択でした。私はいつも、映画監督は必ずしも何かを完璧にこなせる必要はないと言っています。私は映画監督を、エコシステムを管理し、皆を一つにまとめる役割だと考えています」
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