マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」のニア・ダコスタ監督が、海外メディア Deadline とのインタビューの中で、興行収入に苦しんだ本作について振り返り、現在の心境を明かしました。
ニア・ダコスタ監督は、「子供の頃から漫画オタクだった」ため、ずっとマーベル映画を作りたいと思っていたと語りましたが、2023年の超予算スタジオ映画 「ザ・マーベルズ」 の監督を務める現実は、想像していたものとは全く異なる経験だったと言います。
彼らには日程があり、いくつかの準備をしていたので、とにかくそのプロセスに全力で取り組む必要がありました。彼らの映画の作り方は、私が理想とする映画の作り方とはまったく異なるので、とにかくそのプロセスに全力で取り組み、最善の結果を期待するしかありません。今回は最善の結果は得られませんでしたが、ある意味、機械を信頼するしかない状況でした。
そして途中からは考え方を変えるようになったとも明かしました。
興味深いことに、ある時点で『よし、これは私が提案した映画ではないし、私が撮影した映画の最初のバージョンでもない』と思ったので、これは経験であり、学習曲線だと考え、映画製作者としての舵取り能力の面で本当に強くなることに気付きました。
「マーベルズ」の視聴者レビューは当時 Rotten Tomatoes で83%、IGNで10点中8点と、作品内容が悪いとは言えないスコアになっています。興行収入については2億1900万ドルの予算に対して約3億ドルの売上で、前作「キャプテン・マーベル」が10億ドルを超えていた事と比較すると期待外れ感はありますが、大赤字というわけでもありません。
しかしながら、MCU史上最低の興行収入という響きは、作品が低品質であるという誤解をまねく要因にもなりました。
一方で直前の関連作だったドラマ「シークレット・インベージョン」とまったく繋がらない脚本など、映画単作では問題なくてもMCUとしては問題があるとも指摘されていました。
当時のディズニーのCEOは不評だったこの映画の事で監督を批判もしました。
新型コロナウイルスのパンデミックの真っ最中に制作されたという不運な部分もありましたが、起用当時はX-MENの映画も撮りたいと話していた熱意は今もまだ残されているのでしょうか。
映画「ザ・マーベルズ」はディズニープラスで配信中です。