コミック「X-MEN:エイジ・オブ・リベレーション・インフィニティ」、炎上した作家がSNSを閉鎖、マジックの被性的虐待が物議を醸す

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コミック「X-MEN:エイジ・オブ・リベレーション・インフィニティ」の最新号となる第4号が今週発売され、未来のX-MENを描くこの漫画は瞬く間に炎上、作家のティム・シーリーさんがXなどのアカウントを削除する事態に発展しました。

※これより先はコミックのネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

今回のストーリーではマジックが制御不能になりマリア・ヒルを殺害。その後、ニック・フューリーがマジックを殺害し、イリアナの魂はリンボへと送られました。そこで悪魔ベラスコが彼女の魂を奪いとりました。 

彼女はベラスコをはじめとするリンボの悪魔たちに苦しめられ、虐待され、最終的に堕落し、彼らの下僕となってしまいました。

コミックの中で直接的な描写はありませんが、悪魔たちがマジックを性的虐待した事を示唆するような含みは盛り込まれていました。また、マジックの身体についての侮蔑的な発言や、悪魔のベラスコとシムはマジックが幼少期の頃にも虐待していた事などが明らかとなりました。

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マジックがリンボに到着した時、彼女は下着姿で、ダークチャイルドとして、虐待者に「(彼女の)哀れな欲求を満たしてくれた」と発言、これは明らかに性的表現だと指摘され、一部の人はこれを性的暴行への言及だと解釈しました。イラスト的には肉が転がされており食欲について描いているのですが、多くの読者は性欲のメタファーとして捉えています。

この表現に対する反発は大きく、瞬く間に炎上し、殺害予告にまで発展も。

ティム・シーリーさんは自身のXを凍結し、Instagramを非公開に。Blueskyへと移行し、氏への攻撃は少し落ち着きを見せたようです。

コミック的にはマジックが悪魔にされるがままにされているのは彼女の計画の一部ですが、展開に不満を持った読者は作者をネット上で攻撃する形に。日本でもこういった表現の漫画やアニメは多数存在しますが、表現の自由を貫くことはかなりのリスクを伴うのかもしれません。

なお、マーベル・コミックはこれに関してコメントを出しておらず、記事執筆時点ではマーベル・アンリミテッドのアプリを通じて引き続き読む事が可能な状態になっています。