映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、サヴェッジランドはケヴィン・ファイギ社長のアイデアだった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のVFXアートを担当したアレクシス・ウェイスブロットさんが、海外メディア Variety とのインタビューに応じ、本作の2つのイースターエッグがケヴィン・ファイギ社長の発案によるものだった事を明かしました。

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ウェイスブロットさんは「一つはインカ帝国の像の世界で、ケヴィン・ファイギが『リビング・トリビューナルを置くのに最適な世界だ』というので映画に入れました。ジャングルを提案した時は、ケヴィン・ファイギが『サヴェッジランドにしたらクールかもしれない』と言ったんです。マーベル・ユニバースに存在する世界なので、恐竜を追加する必要がありました。モデリング、テクスチャ、レンダリング、2秒間の恐竜のアニメーションをしなければならず、コスパは良くありませんでした。」と述べました。

サヴェッジランドはコミックにおいてマグニートーの本拠地、X-MENの訓練場でもあり、このイースターエッグは映画本編だけでなく第2弾予告でも登場していました。プロフェッサーXが登場している事やマグニートーの計画があったことなども合わせて、本来はもっと意味のあるイースターエッグになっていたのかもしれません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-savage-land/”]

また、リビングトリビューナルのイースターエッグも公開直前のTVCM映像で公開されており、その時点で話題になっているものでした。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-living-tribunal-easter-egg/”]

彼はドラマ「ロキ」や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」だけでなく、「ソー:ラブ&サンダー」の予告にも登場しており、その存在をアピールしています。この先のMCUで石像ではなく本物が登場する事があるのか、気になる所です。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thor-love-and-thunder-2nd-trailer-easter-eggs/”]

今回はイースターエッグ止まりに終わったサヴェッジランドですが、FOXの「X-MEN」シリーズでも描かれた事はなく、たった2秒ではありましたが初の実写化となりました。

コミックではX-MENと縁のあるロケーションになっている他、ワカンダと並ぶヴィブラニウムの産地でもありマーベル・ユニバース全体にとっても重要な場所。今後もっとサヴェッジランドに焦点があたる事が期待されています。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:‘Doctor Strange 2’ VFX Artists on Creating 20 Multiverses in 40 Seconds

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、新たな予告に写り込んだ巨大な顔が話題に

来週の劇場公開を控えるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の新たなスポットが公開されました。その中でほんの僅かに含まれる初公開のシーンのなかで、一瞬だけ表示される巨大な顔が話題になっています。

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動画の8秒あたりで、アメリカチャベスの背景に映し出される頭から布をかぶったようなデザインの巨大な顔。この顔がリビングトリビューナルではないかと海外ファンの間で話題になっています。

©MARVEL,Disney

リビングトリビューナルは無限のマルチバースおよび、その過去、未来、現在の全時間の調和を守り、維持するための全能の力を、全能の存在のOne-Above-Allによって与えられているコズミック・エンティティ。

映画「ドクター・ストレンジ」(2017年)ではモルドがリビングトリビューナルの杖を紹介した事があり、ドラマ「ロキ」シーズン1(2021年)の5話ではリビングトリビューナルの頭部の石像のようなものが紹介されました。

©MARVEL,Disney

コミック史においてリビングトリビューナルはドクター・ストレンジの漫画で初登場したキャラクターで、彼のアイデンティティを考えると本作に登場することはある程度理に適っていると言えます。しかし実際に彼が干渉してくるとすれば想像以上に規模の大きい話になってしまうため、今回もイースターエッグで終わる可能性は十分ありそうです。

また、予告内では同様の顔が3つ、バラバラに表示されており、コミックやロキに登場した石像のように明確に三面一体には見えません。

この顔が何者なのか、物語に大きく関わるのか単なるオブジェなのか、その答え合わせは来週の映画館でと言うことになりそうです。

本作の公式概要は以下のとおりです。

元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の魔術によって今とは異なる世界へ通じる扉を開けてしまった。 そこは無限の可能性が存在する“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールド。 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」での激戦の後、この謎に満ちたマルチバースの世界からの新たな脅威が人類に迫る中、ストレンジの前に立ちはだかるのは最凶の魔術を操る邪悪な“もう一人の自分”だった…。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。