2017年に米放送局フリーフォームでの制作が発表されていたマーベルドラマ「ニューウォリアーズ」でミスター・イモータル役にキャスティングされていたデレク・テラーさんが、当時の舞台裏写真や映像を公開しました。いくつかは過去に他の制作陣が共有していましたが、新しいものも含まれています。
投稿の中でテラーさんは次のように振り返っています。
私たちが作った、ある小さなマーベルのテレビドラマについての話をさせてください……。マーベルの壮大な「インフィニティ・サーガ」が全盛期を迎えていた頃、私たちはオハイオ州クリーブランドを守る任務を与えられたB級ヒーローチームのコメディドラマを撮影していました。それが『ニュー・ウォリアーズ(The New Warriors)』です。チームのメンバーは、スクイレル・ガール、ナイト・スラッシャー、スピードボール、マイクローブ、デブリ、そして私が演じたミスター・イモータル。コンセプトは最高に愉快なものでした。超能力を持つ若者たちが、ドキュメンタリーの撮影クルーに密着されながら、本物のヒーローになる方法を模索するというストーリーです。要するに、「マーベル版『ジ・オフィス(The Office)』」ですね。そして、それは本当に素晴らしい出来でした。脚本家たちは最高に面白く、スタッフも素晴らしく、キャストの間には一瞬で息の合った化学反応が生まれました。パイロット版を撮影し、シーズン化も決定して、私たちは心から「特別な作品を作っている」と確信していました。しかし……そこから私たちは待ちました。待ち続けました。やがて、そのドラマはハリウッドの「お蔵入り(リンボ)」という闇に消えていきました。劇的な打ち切り宣言も、まともな説明もありません。ただ二度と撮影に戻ることはなかったのです。ハリウッドでは、時々こういうことが起こります。素晴らしいものを作り、これ以上ないほどの勢いがあっても、なぜか脇に追いやられてしまうことがあるのです。本当はセット内で写真や動画を撮ってはいけなかったのですが……自分のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)デビューが完全に記録に残らないなんて、受け入れられるはずがありません。だから、舞台裏の映像(BTS)を少しだけ収めておきました。私の知る限り、マーベルが保管庫に鍵をかけてしまっているもの以外では、これが私たちの撮影現場を捉えた唯一の映像です。この作品を作っていた時間は本当に楽しくて、私たちは今でも友人同士です。グループチャットはいつも盛り上がっています。今でも時々、「もし放送されていたらどうなっていただろう」と考えます。みんなに愛されただろうか? 何シーズンも続いたのだろうか?どうやら、ミスター・イモータル(不死身男)が唯一生き残れなかったのは、「ハリウッド」だったようです。それでも、ほんの短い間でしたが、私たちはオハイオ州クリーブランドのニュー・ウォリアーズでした。それは本当に最高の経験でした。
本作はマーベル初のコメディ・ドラマとして制作される事が発表されていましたが、実際に撮影が始まっていたにも関わらず、放送される事はありませんでしたし、「ワンダーマン」シーズン2のように制作中止の発表すらありませんでした。中止の明確な理由は報道されていません。
テラーさんは投稿の最後を「そういえば、アベンジャーズが今、ドゥームの件で問題を抱えていると聞きました。もしバックアップが必要なら、いいチームを知っていますよ」と締めくくり、マルチバースの危機を救う手助けを申し出る形となりました。
ディズニーの意思によって打ち切られたと見られている「ニュー・ウォリアーズ」ですが、マーベルはミラーナ・ヴァイントゥルーブさんのスクイレル・ガールを大変気に入っているようで、ドラマ中止の後も公式ラジオ番組を担当したり、アニメ版「ニュー・ウォリアーズ」やゲーム「マーベル・ライバルズ」などでスクイレル・ガールの声を担当しました。
「デッドプール&ウルヴァリン」で救われたガンビットのように、ニュー・ウォリアーズが救われる機会はあるのでしょうか。
