海外原作厨も泣いた「ベイマックス」9月6日の金ローで放送決定

マーベルコミックの「ビッグ・ヒーロー・シックス」を原作とするアニメ「ベイマックス」が 2024年9月6日 の金曜ロードショーでテレビ放送される事が決定しました。日本テレビ系列でよる9時からの放送となり、本編ノーカット版になるとの事がディズニー公式より発表されています。

本アニメのグローバル版は原作コミックと同様の「Big Hero 6」ですが、日本語版は「ベイマックス」とされた事が当時も話題になりました。

彼らは 1998年 のコミック「サンファイアとビッグ・ヒーロー・シックス(Sunfire & Big Hero 6)」で、X-MENのメンバーでもある日本人スーパーヒーロー、サンファイアを筆頭に、シルバーサムライ、ベイマックス、ゴーゴートマゴ、ヒロ・タカチホ(映画版のヒロ・ハマダ)、ハニーレモンの計6人で活動をはじめました。

コミックでは「広島と長崎への原爆投下によって被害を受けた日本は核兵器を廃絶し、その代わりに自国を守る手段として超能力を持つ人間を集め、ビッグ・ヒーロー・シックスを結成した」という設定で当初はギリ社を基地としていましたが、のちに日本の「クール・ワールド・アミューズメント・パーク」を司令部にし、数々の敵と戦いながら日本を守っているチームです。

中でもベイマックスはヒロが開発した人工シンセフォーマーでポリマンティウム外骨格を使用するボディガードロボット。戦闘状況に応じて最適なバトルフォームに変わるキャラクターで、いざという時は緑色の強力なバトルドラゴンフォームに変化します。ディズニー映画版ではケア(介護)ロボットという設定ですが、コミックでは最初から戦闘を目的に設計されており、あらゆる格闘術のスキルがインストールされています。

こういった原作要素が全て切り取られた「ベイマックス」は海外の原作厨をひどく傷つけましたが、映画はそんな事を意にも介さないかのように大ヒット、スピンオフアニメなども制作されました。

「『ベイマックス』はキャラクターの外見(ベイマックスは人型から緑色のモンスターやロボットに外見を変えることができる)の点でも、ストーリーの点でも、コミックの改作としては不十分。彼らにはもっと深い物語があるのです。」

一時期はビッグ・ヒーロー・シックスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に参戦すると報じられたことがありましたが、この時、不思議な事に米ディズニーは即否定の声明を発表しました。

スタジオが噂について公式コメントする事はかなり珍しい異例の対応であり、何がディズニーをそうさせたのかは今も分かっていません。

ソニーのスパイダーマンや20世紀FOXのデッドプールやウルヴァリンらとも合流したMCUですが、実写化がもっとも難しいのはディズニーが権利をもつこの「ビッグ・ヒーロー・シックス」かもしれません。

90年目を迎えるマーベルコミックのように、MCUがこの先何十年も続くことになれば、その時のディズニーCEOが首を縦に振って実写化に至る可能性も残されています。

「ビッグ・ヒーロー・シックス」のMCU参入の噂をディズニーが否定と報じられる

昨日多くの海外メディアが取り上げた「ビッグ・ヒーロー・シックス」のヒロ・タカチホとベイマックスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に導入されるとの噂話について、ディズニーが否定したと海外メディア Variety が報じました。

記事によると Variety はスタジオの複数の情報筋に確認を取った所、噂は否定されたとしています。

これに対していくつかの海外メディアは、「バラエティは信頼度の高いメディアであるから、噂が否定されたことは真実だろう」とする一方で「スタジオが噂についてコメントすることは極めて異例だ」とし、このまま単なるデマとして終わることに懐疑的な見解を示しています。

チームのデビューは1998年の「サンファイアとビッグ・ヒーロー・シックス(Sunfire & Big Hero 6)」で、X-MENのメンバーでもある日本人スーパーヒーロー、サンファイアに、シルバーサムライ、ベイマックス、ゴーゴートマゴ、ヒロ・タカチホ、ハニーレモンの計6人で活動をはじめました。

「広島と長崎への原爆投下によって被害を受けた日本は核兵器を廃絶し、その代わりに自国を守る手段として超能力を持つ人間を集め、ビッグ・ヒーロー・シックスを結成した」という設定で当初はギリ社を基地としていましたが、のちに日本の「クール・ワールド・アミューズメント・パーク」を司令部にし、数々の敵と戦いながら日本を守っているチームです。

アニメ映画「ベイマックス」では主人公ヒロ・ハマダ(コミックでのタカチホ姓より改変)が亡くなった兄タダシ・ハマダをベースにベイマックスのAIを作成しましたが、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のイースターエッグではトニー・スタークのもとにタダシのAIメモリが存在していました。ヴィジョンのためにJ.A.R.V.I.S.を使ったため新たなパートーナーAIとしてフライデーを起動するシーンで、画面左下にはTADASIのAIメモリが確認出来ます。

©MARVEL,Disney

果たして日本のヒーローチームのMCUデビューは真実となるのか、デマで終わるのか、今後の情報に注目です。

ソース:‘Big Hero 6’ Characters Aren’t Making Live-Action Debuts in Marvel Cinematic Universe

【噂話】MCUにビッグ・ヒーロー・シックスからヒロとベイマックスが参戦?

ディズニーとマーベル・スタジオがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界にヒーローチーム「ビッグ・ヒーロー・シックス」からヒロとベイマックスを導入することを計画していると、海外メディアの Disinsider が報じました。

記事によるとチームのうちヒロとベイマックスの二人の登場が期待出来るとし、ドラマ「シークレット・インベージョン」、映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」「エージェント・オブ・アトラス」(ジミー・ウーが設立したアジアンヒーローチーム、実写化の発表はありません)で登場する可能性が高いと伝えています。

「Big Hero 6」(邦題:ベイマックス)はマーベル・コミックが原作で、2014年にディズニーからアニメーション映画がリリースされ、興行収入は6億5,000万ドルを超えました。

しかしこの映画は原作コミックとは大きく改変され、特にベイマックスはまったく原型のないデザインとなっていました。今回の報道では、どちらのタイプのベイマックスがMCUに登場するのかは分からないとの事です。

左がデビュー時右が近年のコミック、下段がアニメ映画のものです。

© MARVEL,Disney

映画「ベイマックス」と関連する短編アニメは現在ディズニープラスで配信中です。

ソース:Marvel Studios Reportedly Planning Big Hero Six Characters For MCU Debut

東京ディズニーランド「ベイマックスのハッピーライド」が28日にオープン

東京ディズニーランド(TDL、千葉・浦安市)の大規模開発エリアが25日、報道公開されました。マーベルヒーロー映画「Big Hero 6(邦題:ベイマックス)」をテーマにした世界初のアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」やその他施設が28日の一般公開に先だって披露されました。

※写真はイメージ ©Disney

当初は4月15日に開園する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期していました。 当面は混雑を避けるためアトラクションの利用は事前に抽選予約に申し込み、当選した人に限定するとのことです。

原作の緑のトカゲから白いマシュマロに生まれ変わったベイマックスですが、Big Hero 6 のアトラクションは東京が初ということで世界中から注目が集まっています。

おまけ雑記。原作コミックのカバーはこちら。

©MARVEL

左は1998年に初登場したコミックで、当時人気だったX-MENの日本人ミュータントのひとりサンファイアを中心としたチームで結成。同じく日本人ミュータントであるシルバー・サムライもメンバーの一人でした。右は2008年にリニューアルされたチーム。ミュータントが離脱し、新メンバーが加えられました。カバー中央のワイルドセクシーな女性はハニーレモン。映画ではベイマックスに次ぐ変更が加えられ、180度真逆な属性リケジョへと変わりました。