映画「ブラックウィドウ」のレイ・ウィンストンさんが「魂がすり減るようだった」とスタジオを非難

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の黒幕ドレイコフを演じたレイ・ウィンストンさんが、海外メディア Radio Times とのインタビューの中で、再撮影のプロセスや制作陣からの指示がマーベルの一番の問題点だと指摘しました。

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インタビューの中でウィンストンさんは当初、「ブラックウィドウ」での自分の演技に非常に満足していたと明かしました。しかし、再撮影が始まると、制作陣からの過剰な干渉を感じるようになったといいます。

「最初の撮影までは良かったんです。しかし、再撮影になると、何人かのプロデューサーがやってきて、『あなたの演技はやり過ぎだ、強すぎる』等と言い出すんです。これがマーベルのやり方なんです。自分は素晴らしい仕事をしていると感じていたのに、魂がすり減るような思いでした。」

「『だったらキャストを変えた方がいい』とまで言ったんです。契約上断るわけにもいかず、結局はもう一度演じましたよ、裁判沙汰になりたくないので。まるでタマを蹴られたような気分でした。」

最終的には指示どおりに演技をやり直したとの事で、映画は無事に完成し、本作はMCUのフェーズ4と5の映画の中でトップクラスのレビューを獲得しています。しかし、ウィンストンさんがスタジオとの仕事に不満を感じたのは事実であり、ドレイコフ役の再演や今後別の役を演じる可能性は極めて低いのかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Ray Winstone remembers “soul-destroying” experience filming for MCU

[ネタバレ注意] 映画「ブラックウィドウ」でレイ・ウィンストンさん演じる謎のキャラクター、ドレイコフが明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」に出演する俳優のレイ・ウィンストンさんが、自身が演じるドレイコフについて明かしました。

先日米国にて出版されたブラックウィドウ公式映画スペシャルブックに掲載されているインタビューから判明した内容で、この書籍はもともと映画公開の約半年後の発売予定でした。しかし新型コロナウイルスの影響で映画公開が延期されたため、順番が変わってしまいました。
そのため映画のネタバレを含む恐れがありますので、嫌な方はこの先の閲覧は中断することをおすすめします。

ドレイコフはどんなキャラクターか問われたウィンストンさんは「彼は共産主義の崩壊後、古いロシアから出てきた男です。彼は本当に望んでいました。何かを変えて、彼の国を守りたかったのです」と語りました。

ドレイコフはソ連崩壊後のロシアのためにスパイ育成機関「レッドルーム」を創設し、少女たちを集め、ブラックウィドウという名の暗殺者を育成してきました。

ウィンストンさんは「彼は大きな意図を持って始めた男だったと思いますが、歴史上の多くの偉人のように、次第に欲と権力が引き継がれます。ブラックウィドウプログラムは彼のものです。ブラックウィドウは彼のチームの一部です。ドレイコフにとっての忍者なんです」と続けました。

また、レッドガーディアンとの関係については以下のように答えました。

「レッドガーディアンはロシアバージョンのキャプテンアメリカとして作成されました。彼は確かにロシアを信じ始めた大きな強力な男です。したがって、アメリカが爆弾を作っているのなら、ロシアはもっと大きな爆弾を作らなければなりません。キャプテン・アメリカはかなりかっこいい男です。そして彼はすべての装備を持っています。だから、ロシアは彼よりも優れていると感じるものを作らなければならない。レッドガーディアンはドレイコフに非常に忠実です

しかし予告編を見る限りでは、レッドガーディアンはナターシャと一緒にレッドルームと戦うようなシーンばかり。ウィンストンさんの言葉とは違う印象を受けてしまいます。

ポスターに記名されている6名のうち、ファンが良く知っているのはナターシャのみで、あとの5人はすべて初登場となるキャラクター。

※最初の延期発表の際のポスターです ©MARVEL

ブラックウィドウがスパイであることを考えると、最悪の場合5人全てが敵という可能性もありそうです。

今回のインタビューで新たな真実が明かされる共に、さらなる謎が広がった映画「ブラックウィドウ」は 2021年4月29日 日本公開予定です。

ソース:BLACK WIDOW Star Ray Winstone Reveals New Details About Dreykov And His Ties To Red Guardian