SDCC2022のポスターの中にS.H.I.E.L.D.のシャロン・カーターが登場

2022年7月21日から7月24日にかけて開催されるSDCC2022(サンディエゴ・コミコン)の広告ポスターの中に、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」や「キャプテン・アメリカ」シリーズに登場していたシャロン・カーターが新たなコスチュームで描かれているのが発見されました。

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スーツはコミックでシャロンが着用していたホワイトスーツになっていますが、MCUのシャロンはコミックとは大幅に違う道を進んでおり、現在はパワーブローカーとして逃亡生活を終えてアメリカに戻った事が「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で描かれています。

このスーツ自体は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で登場する予定だったことが先月発売されたオフィシャルファンブック「marvel studios’ the falcon & the winter soldier: the art of the series」にて判明しています。

S.H.I.E.L.D.のエージェントとしてのスーツ姿である今回のシャロンのポスターは、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシャロンがシャロン本人ではない説(スクラル人やミスティーク説)を後押ししており、コミコンで「キャプテン・アメリカ4」に関する何らかの発表がある事に注目が集まっています。

ドラマ「ムーンナイト」、ハルクとシャロンは削除された?監督がクロスオーバーを2つ削除したと明かす

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」に、これまでのMCUとクロスオーバーするシーンが2つあった事が明らかになりました。本作のモハメド・ディアブ監督が海外メディア Variety とのインタビューの中で、クロスオーバーが削除された原因について言及しました。

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クロスオーバーがなかった事について質問されたディアブ監督は、「いつでも自由に配置することができました。一番最初のシーンと一番最後のシーンでは、クロスオーバーがあったということをお伝えしたいです。しかし、ストーリーが進展し、脚本を変え続けていくうちに、”そんなものは必要ない “と思うようになりました。全員です。みんなで決めたことなんです。」と述べました。

そしてその経緯について「私達は考え続けました。ルール的にはMCUとつながるシーンが最後になければならない。でも、彼らは、『サプライズは、それがないことだ。この番組をユニークにするのは、他に何も必要としないことだ』と判断したんだと思います。この番組に対する最高の賛辞は、『これはマーベルの番組とは思えない』と言われることです。『よりドラマチックで、よりダークで、地に足の着いた独立した番組という感じがする』と言われることです。マーベルをもっと身近な存在にすることに成功したような気がします。とても誇らしく、幸せです。」と説明しました。

削除されたという2つのシーンは具体的には明かされていませんが、配信が始まる前にはたしかに2つの噂が報じられていました。

ひとつはハルク/ブルース・バナーの登場。「ムーンナイト」のロケが行われていたブダペストの同じホテル前で、とあるSNSユーザーがムーンナイト役のオスカー・アイザックさんとハルク役のマーク・ラファロさん二人に1時間おきに出会い、ツーショット写真を投稿したという出来事がありました。当時、ブダペストで撮影されていた他のマーベルプロジェクトやマーク・ラファロさんの公開されている出演作がなかった事から、「ムーンナイト」への秘密のカメオ出演である可能性が囁かれていました。

もうひとつはパワーブローカーとなってしまったシャロン・カーターのクロスオーバーの報道が2021年の夏にありました。これに関しては劇中にもその名残があり、3話ではレイラが昔マドリプールにいた事も明かされていました。配信されたバージョンではアントン・モガートがサルコファガスを保管していましたが、このシーンにシャロンも登場していたか、そもそもシャロンから奪うはずだった事が考えられそうです。

監督の明かした2つの削除シーンはこれらの事を指していると考えられそうです。特にマーク・ラファロさんが撮影現場にいた事を考えると、ハルクに関してはおそらく撮影もされていながら最終的にカットされた可能性が高そうです。ボーナス映像として公開される事に期待です。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Moon Knight’ Director Mohamed Diab on the Season Finale, Oscar Isaac’s Return and the MCU’s First Egyptian Superhero

【噂話】ドラマ「ムーンナイト」新たなキャスティング情報 ─ シャロンの再登場が報じられる

現在撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」にエミリー・ヴァンキャンプさん演じるシャロン・カーターが再登場すると、海外メディア the Ronin が報じました。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」から引き続きパワーブローカーとして暗躍するだろうと記事は伝えています。

記事によるとオスカー・アイザックさん演じる主人公ムーンナイト/マーク・スペクターはかつてC.I.A.のエージェントであり、シャロンとは何か因縁があるのかもしれないとの事。

とはいえシャロンの経歴の中で、C.I.A.に所属していた期間は極わずかです。シャロンは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の中で描かれた2014年のS.H.I.E.L.D.崩壊まではS.H.I.E.L.D.のエージェントであり、その後C.I.A.に転身しました。さらにその後2016年に起きたシビル・ウォーにて逃亡犯となっているため、C.I.A.時代に知り合っていた可能性は低いかもしれません。

どちらにしてもパワーブローカーとしての再登場であり、シャロンはムーンナイトの力を狙っている可能性が高そうです。シャロンの登場は簡単なカメオ出演なのか、それ以上のものになるかは不明とも伝えています。

また、フランスの俳優/モデル/ダンサーであるロイック・マバンザさんが、このシリーズに参加している事も併せて報じています。役柄やその大きさは不明との事で、マバンザさんはダンスの経験があるため、印象的なアクション能力を持っている、との事です。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は以前に本作を「ビルから飛び降りて戦いに参加する」アクション・ヒーローであると説明し、キャラクターの精神的な病を探求することで番組に「ユニークな側面をもたらす」と述べています。

メインヴィラン役にはイーサン・ホークさんがキャスティング、ほか未知の役割としてメイ・キャラマウィさんやディナ・シハビさんの名前が報じられています。

ムーンナイトの起源と同じエジプト出身のモハメド・ディアブ監督を筆頭にジャスティン・ベンソン監督、アーロン・ムーアヘッド監督の3人がメガホンを取ります。脚本・製作総指揮を「アンブレラ・アカデミー」(2019~)のジェレミー・スレイター氏が担当しています。

ドラマ「ムーンナイト」はディズニープラスで配信予定、配信時期は未定です。

ソース:‘Moon Knight’ Adds French Actor Loic Mabanza & Sharon Carter Expected To Appear

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、シャロン・カーターの変化についてプロデューサーが説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の共同エグゼクティブ・プロデューサーのゾーイ・ナーゲルハウト氏が、マーベルとのインタビューの中で、今作におけるシャロン・カーターの変化について説明をしました。

今作に登場したシャロンはこれまでのシリーズで視聴者が見てきた彼女とは一転し、物語の裏で大きく関与しているヴィランの一人だった事が最終話で明かされました。このシャロンについてナーゲルハウト氏は、次のように述べました。

シャロン・カーターを復活させるには、彼女を再定義しなければならないと考えました。彼女は仲間を助けるために首を突っ込んでいましたが、『シビル・ウォー』の余波で文字通り闇に葬られてしまいました。彼女は基本的にスクリーンの外で活躍していましたが、今は彼女が(その間に)経験したことに追いついています。彼女がなぜ変わったのか、誰になったのか、その謎を解き明かすのです。

キャラクターの名残を失わず、彼女の要素を残しつつ、何年も生き延びることを余儀なくされたときに自分に何が起こるのかを完全に探求するという問題が常にあります。キーモードはサバイバルであり、それは人に何かをもたらします。

さらにサム・ウィルソンとバッキー・バーンズがシャロン・カーターの本当の役割を知らないという決断について、ナーゲルハウト氏は次のように説明しています。

この対立は、サムとバッキーにはあまり関係ありません。彼女は2人を狙っているわけではなく、自分の道、自分の使命を貫いています。彼らとの関係を複雑にする必要はありませんでした。彼女は彼らを助けながら、パワー・ブローカーにもなれる。このキャラクターに二面性があることは、私たちにとって興味深いことでした。

そしてシャロンのラストシーンについて、演じたエミリー・ヴァンキャンプさんは「明らかに、彼女はもっと大きな計画を持っていて、それは以前のような大きな利益のためではありません。彼女はもう政府を信用していませんが、サム達には少しでも貢献したいと思っているのです。それが何を意味するのか?私にはわかりません。今に見ていてください。」とコメントしています。

本作は今後のMCUの最低3つの作品へと繋がっていくと脚本家のマルコム・スペルマン氏が明かしており、先日報道された映画「キャプテン・アメリカ」4作目がそれに含まれているかはわかりませんが、サムとバッキー、シャロンだけでなくジョン・ウォーカーやヴァル、トレス、ブラッドリー一家など今後も重要になりそうなキャラクターが多く登場しました。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:公式サイト

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」最終回に向けてシャロン・カーターの現状まとめ ─ 彼女は闇落ちしてしまったのか?

現在配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で約5年ぶりに登場したシャロン・カーター。そんなシャロンは最後にみた姿とは大きく異る人物として再登場し、視聴者に衝撃を与えました。本記事では今作で謎の多いシャロンの現状を紐解いて行きます。

ドラマ以前のシャロン

まずはこれまでのシャロンの足跡です。

2014年公開の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でデビューしたシャロンは、S.H.I.E.L.D.のエージェントとして登場し、その素性を隠してスティーブ・ロジャースをサポートしていました。物語のラストでは果敢にヒドラに立ち向かう様子が描かれました。

2016年の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ではS.H.I.E.L.D.の崩壊以降、CIAのエージェントとして働いている事が分かりました。本作では姓がカーターである事が明かされ、スティーブと恋仲だったペギー・カーターの姪孫だった事が判明します。この作品の中でスティーブの逃亡を手助けした事が今作でのシャロンに大きく影響しています。

なお、サノスによって消えていたことがエンドゲームの1シーンからわかっています。

©2019 MARVEL,Disney

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシャロン

久々に登場したシャロンはマドリプールにいました。ハイタウンに居を構え、多くの部下らしき人間を従えている様は逃亡中の人間には見えません。美術品を盗んで売るという事を生業としている様子が語られます。

しかしどういうわけかロータウンでのシーンが度々見受けられます。本作の初登場の際もロータウンの酒場でした。

シャロンはヴィランなのか?

シャロンがヴィランになってしまった、闇落ちした、パワーブローカーとはシャロンでは?という声はネット上でもよく見かけます。実際に美術品を盗んでいるようですし、追ってきた賞金稼ぎを殺すシーンもあり、ペギー・カーターを尊敬していた昔のようなクリーンな感じはありません。

シャロンの目的

まずはじめに抑えるべきポイントはシャロンはなぜマドリプールにいるのか、という事です。これは劇中でも言及されていて、「マドリプールは他国に犯罪者を引き渡さない」からです。つまり、米国政府に追われるシャロンにとってマドリプールは安全なのです。

次に、生業の美術品泥棒について考えてみます。元S.H.I.E.L.D.のエージェントであるシャロンからすれば、美術館に入り盗んでくる事は造作もない事かもしれません。しかし逮捕を嫌ってマドリプールに来たのに、国外へ盗みに出かけるのはなんともおかしな話です。考えられるのは部下に盗みに行かせるか、あるいは盗品としてマドリプールに入ってきた美術品をあらためて盗むかです。特に後者は元の所有者にシャロンの存在がバレることはないので、シャロンにとってとてもセーフティです。これであればロータウンに出向いている事も辻褄が合うように思えます。

シャロンがマドリプールでどういう目標をもっていたかは語られていません。しかし、サムたちと再会することで「政府から恩赦を得たい」という欲求は強く出てきたようです。そして実際にサムたちに協力するシーンは多く、別れ際にも恩赦について念を押します。

©2021 MARVEL,Disney

シャロンはパワーブローカーなのか?

パワーブローカーは新たな超人血清を使って何らかのビジネスを企んでいました。そして血清を盗んだカーリ達フラッグスマッシャーズを追っていました。2話のラスト、スロバキアの首都ブラチスラバの空港でパワーブローカーの追手とフラッグスマッシャーズが接触して以降、劇中で直接の接触はありません。

血清を取り返せなかったパワーブローカーにとって、血清を作ることができるネイゲル博士は最重要の人物です。そもそも血清が盗まれていなくても、博士は金の卵をうむニワトリです。博士に危険が及ぶ行為は絶対に避けなくてはなりません。

一方でシャロンはシビル・ウォーの関係者でした。シビル・ウォーで描かれた範囲ではシャロンはジモの目的を知る由はありませんでしたが、ジモが危険人物であることは知っています。そんなジモを博士の所へ連れて行くのはリスクが大きすぎると言えます。

また、血清探しの第一歩としてたずねた故買屋のセルビーを考えてみましょう。はじめに酒場の主人に対してジモが「セルビーに会いに来た」というシーンで初めてシャロンが登場します。シャロンはセルビーの名前を聞くとフードを深くかぶり直しどこかへ消えていきます。そして、サムがスマイリングタイガーだと偽って面会しに行った結果セルビーは殺されてしまいます。

ここのシーケンスにおいて、シャロン=パワーブローカーであれば、セルビーに対して面会しないように仕向ける時間は充分にあったように思えます。しかし面会は行われる事になりました。そしてセルビーは面会中に何者かに殺害されてしまいます。口封じのためにシャロンがセルビーを殺したのであれば、シャロン=パワーブローカーと考えるのはおかしくありません。しかし実際には口封じというより、サムを助けるためにセルビーを撃っています。セルビーは口を割りそうで撃たれたのではなく、サムを殺そうとして撃たれました。そして博士の元へ案内したのは結局シャロンであり、博士の事を秘密にしておきたいはずのパワーブローカーと真逆の事をしています。

その場を逃走したサムたちにかかる追手を始末し、ハイタウンの家にかくまったのもシャロンです。シャロン=パワーブローカーだと仮定すると、セルビーを自ら(あるいは部下に指示して)殺害し、サムたちをセルビー殺害の容疑者に仕立てあげ、その後追手をけしかけておいてその追手を自ら始末し、自宅に招くというなかなかの自作自演をやっている事になります。

また、パワーブローカーの怒りの矛先にも注目です。パワーブローカーの手下が2話でカーリたちフラッグスマッシャーズを追いかけて以降、カーリのもとには度々脅迫メールが届きます。これはもちろんカーリが血清を盗んだことが原因となっています。しかしパワーブローカーに大損害を与えた人物がもうひとりいます。血清を処分し、血清を作ることができるネイゲル博士を殺害したジモです。パワーブローカーに対してより大きな損害を与えたのはカーリよりもジモであることは明白です。しかしながらジモに対して刺客が差し向けられた描写はありませんでした。これは、パワーブローカーがジモの存在を把握出来ていないか、あるいはサムとバッキーが近くにいるため手を出せないかのふたつである事が考えられます。

シャロン=パワーブローカーだとして経緯をまとめると、フラッグスマッシャーズに血清を盗まれ、謎の自作自演をしてサム達と再会し、博士の居場所を明かした結果殺害され、フラッグスマッシャーズに殺す殺すのメッセージを送るだけで、4話ラストで居場所がわかったにも関わらず逃げられて、ジモに対しては手出しせずに、5話で再びフラッグスマッシャーズに殺すメッセージを送っているとても滑稽なヴィランになってしまいます。シャロン=パワーブローカーがサムたちを利用してカーリを追いたかったとすれば、パワーブローカーにとっては大誤算、大失敗となりました。

しかし、何らかの理由でパワーブローカーとシャロンが繋がっていた可能性はあります。そしてサムたちと再会して鞍替えをした可能性です。シャロンがラボの後始末をし、パワーブローカーに虚偽の報告をしていればパワーブローカーの怒りがジモに向かずにフラッグスマッシャーズにのみ向いていることも合点が行きます。

そして、シャロンを演じるエミリー・ヴァンキャンプさんはインタビューで「シャロンの最大の目的は恩赦を受ける事」だとコメントしています。

劇中のシャロンの恩赦を望む姿勢、そして俳優さんのインタビューまで嘘だとすれば、制作陣のサプライズはこちらの想像以上だと言わざるを得ません。それでこそMCUとも言えるのですが。

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シャロンのスマホ

5話ではシャロンがバトロックと電話をしているシーンがあります。そしてその時のシャロンのスマホはアップル製品ではありませんでした。これがなぜシャロン=ヴィラン説になるかというと、2020年のライアン・ジョンソン監督のインタビューに起因しています。

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」などを手掛けるライアン・ジョンソン監督は Vanity Fair とのインタビューにおいて、「Appleは、作中でiPhoneを使用できるようにしているけど、ミステリー映画を見る場合これは非常に重要な問題だ。カメラに映る悪役はiPhoneを使用できないんだよ」と内情を明かしました。「自身が手掛ける映画の中に、秘密にするべき悪役がいるすべての映画監督は、今僕を殺したいだろうね」とジョークも飛ばしています。

©2021 MARVEL,Disney

しかしこれは「悪役はiPhoneを使えない」のであって、「iPhoneじゃないから悪役」ではないのです。作品によって善人役はMac、悪役はWindowsとしているものもあるようですが、シビル・ウォーのトニー、スティーブの二人はアップル製品でもスターク・インダストリーズ製品でもなく、中国のVivoを使用していました。

from 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」©2016 MARVEL,Disney

iPhoneではないからシャロンはヴィランとするのは根拠として弱いと言わざるを得ません。

バトロックに何を依頼した?

バトロックに何を依頼したかは5話まででは明かされていません。しかし依頼したからヴィランとは言えないのです。

バトロックがMCUに初登場したのは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」です。S.H.I.E.L.D.の船レムリアスターを占拠して人質をとり、身代金を要求してきました。しかしこれはフューリー長官がバトロックに金を払ってさせた事でした。インサイト計画に疑念をもったフューリーはS.H.I.E.L.D.の誰も信用出来ないと考え、バトロックにレムリアスターを襲わせる自作自演をし、キャプテンに人質救出作戦をさせている間、最も信頼しているナターシャにインサイト計画のデータを奪ってくるよう指示していました。フューリーがバトロックを使ったからといって、フューリーをヴィランと呼ぶことはできません。

シャロンとバトロックが組んだとしても、結果を見るまでは何とも言えないのです。

ところで電話での会話の内容から1話の冒頭でヴァッサン空軍大尉が誘拐されたのもシャロンの依頼のように思えます。この誘拐の理由は最終話で明かされるのでしょうか?

©2021 MARVEL,Disney

バトロックとカーリのシーンを整理しておきましょう。

シャロン=パワーブローカーの場合、カーリは復讐のターゲットです。すなわちバトロックはカーリを殺すために仕向けられたと考えられます。

シャロンが正義の下で動いている場合、テロを阻止するためにバトロックを利用しているはずです。

この2つの目標は似ていて、カーリの無力化が到達点になります。武器が暴発してカーリが死んだり、実際には使えない武器でテロが失敗するケースが考えられます。とにかくテロが失敗すれば視聴者も一安心です。

この2つとは違って、シャロンが別のヴィランと結託している場合、カーリたちの目論見どおり進み、ひどい結末を迎える可能性があります。


現状を細かくみても、シャロンがヴィランである確たる証拠はありません。美術品を盗む事や賞金稼ぎを殺した事は抜きにしてですが、ヴィランの匂いがする、といった程度です。そして、シャロンがヒーローサイドにいる裏付けは、5話までではほとんど出来ません。

コミックのシャロンに目を向けると、S.H.I.E.L.D.の長官をつとめた時期があります。フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンさんは現在72歳。フューリーの世代交代は数年以内、はやければ1~2年以内(フェーズ5に入るまで)に訪れるかもしれません。そしてドラマ「ワンダヴィジョン」で登場したS.W.O.R.D.も現在ヘイワード臨時長官が失脚し、長官が不在となっています。S.W.O.R.D.に関しては前長官の母マリアに変わってモニカ・ランボーが継ぐか、あるいは原作どおりアビゲイル・ブランドが登場する可能性もありますが、シャロンに椅子が回ってくる可能性もゼロではないかもしれません。

残された最終話、シャロンは誰のために、何のために、どのように動くのでしょうか。

当ブログでも紹介している日本未公開のアメリカで公開されている今作のトレーラーのうち、5話までに登場していないシャロンのシーンがひとつあります。

©2021 MARVEL,Disney

駐車場らしきシーンですが、奥の赤い光は5話ラストのGRC本部の停電シーンと重なるものがあります。シャロンはマドリプールを出てニューヨークへと現れるのでしょうか?

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シャロン役エミリー・ヴァンキャンプさんがスティーブとペギーの結末についてコメント

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でシャロン・カーターを演じるエミリー・ヴァンキャンプさんが、シャロンの大叔母にあたるペギー・カーターとスティーブ・ロジャースのタイムトラベルロマンスについてコメントしました。

海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューでスティーブ・ロジャースとペギー・カーターのエンドゲームでの結末について尋ねられたヴァンキャンプさんは「とても興味深い問題ですが、ドラマではあまり触れていません。シャロンを再演するにあたって役作りをする際も、特に考えませんでした。これは私達が優先したことのひとつではありませんでした(笑)」とコメントしました。そして「彼女はもっと大きな問題を抱えていますから」と付け加えました。

そもそもスティーブ・ロジャースの結末について、われわれオーディエンスは知っていますが、MCUの世界の人々がどこまで知っているのかはあまり描かれていません。映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の追悼ビデオを見る限り、キャプテン・アメリカがサノスと戦って地球を救ったことは報道されている様子でしたが、それ以上の事は不明です。スティーブとペギーが最後にキスを交わしたことはサムやバッキーすら聞かされていない可能性も高く、シャロンはそもそも知らないというケースは充分に考えられます。

ペギーを演じたヘイリー・アトウェルさんは、2019年のエンドゲーム公開後のインタビューで映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でシャロンとスティーブがキスした事についてIGNに聞かれたときには、「おそらくスティーブは真実を伝えたでしょうね。すごくぎこちない感じで。多分、言い争いがあって、(ペギーが)声を荒げたりしたかもしれない。そうだったら面白くない? その件について2人がちゃんと話合ったらペギーはドアをバタンと閉めて、スティーブは週末に釣りに出かけるか何かしたかもしれないわね。わからないけど」と笑いながら答えていました。

MCUの中でシビル・ウォーから本作までは8年近くの年月が経過しており、シャロンの今の状況を考えると遠い日のロマンスを振り替える余裕などないのかもしれません。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第5話は 2021年4月16日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

エミリー・ヴァンキャンプさん、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシャロン=パワーブローカー説を受けてシャロンの目標について言及

現在配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でシャロン・カーターを演じるエミリー・ヴァンキャンプさんが、海外ファンの間で盛り上がってきているシャロン=パワーブローカー説について海外メディア Variety のインタビューの中で触れました。

インタビューの中でこのファン理論について聞かれたヴァンキャンプさんは次のように回答しました。

それは良い質問ですね。つまり、パワー・ブローカーは誰にでもなり得るということです。また、まだ登場していないキャラクターも何人かいます。だから、詳しくは何も言えません。

とファン理論についてはぐらかしました。

また今作のシャロンについて

シャロンにとっての最大の目標は、エピソード3にも出てきましたが、恩赦を受けたいということです。彼女は逃亡生活を強いられ、十分に犠牲を払ってきました。そして、脚本を順番に読んでいくと、それが彼女の主な目的であり、当然のことなのです。彼女はエージェントの血統を受け継いでいて、自分の人生に途方もない愛情を持っていたのに、今はこの海賊の国のようなところで立ち往生していて、本当はやりたくなかったことをやっているんです。

と、ヴァンキャンプさんはシャロンの目標が「恩赦を受けて元の生活に戻る事」だと説明しました。

そして最後に、「シャロンはサムとバッキーも同じ用に破滅すればいいと考えるだけの理由があると同時に、彼らこそが元の生活に戻るためのチケットであるとも考えています。」と述べました。

シャロンはコミック同様にS.H.I.E.L.D.のエージェントとして映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」に登場しましたが、その後S.H.I.E.L.D.の崩壊を経て映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ではCIAのエージェントとして登場。その際に反政府行動をとったキャプテン・アメリカに協力したため、逃亡生活を送る羽目になっていました。

ヴァンキャンプさんは「シャロンは残り数話で従来とは違う道を進んでいく事になります。」と語っています。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第4話は 2021年4月9日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ソース:Emily VanCamp on Sharon Carter’s Return in ‘Falcon and Winter Soldier’ and the Mysterious Power Broker

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場するシャロン・カーターのこれまでとの違いを演者と脚本家が明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場するシャロン・カーターについて、シャロンを演じるエミリー・ヴァンキャンプさんと本作の脚本を務めるマルコム・スペルマンさんが海外メディアのインタビューでコメントしました。

シャロンを演じるエミリー・ヴァンキャンプさんは Good Housekeeping とのインタビューで次のように話しました。

今の彼女は、少し荒れています。「シビル・ウォー」では、しばらく姿を消す必要があると言っていましたが、今作では、彼女が何をしていたのか、新しい世界でどのように自分の道を切り開いてきたのかを知ることができると思います。これまでとはとても、とても異なるシャロンなんです。少し苦味があることは想像できるでしょう。

国連が発効したソコヴィア協定違反に対して恩赦の契約を結んだサムやバッキーとは異なり、シャロンはブリップ後の世界で普通の生活に戻ることができていません。ヴァンキャンプさんは、シャロンの「苦しさ」はブリップ後の自身の状況についてであり、シャロンの一時的な恋愛対象であったスティーブ・ロジャースとの未決着についてではないと付け加えています。

シャロンの物語が「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の後も続くかどうかを聞かれたヴァンキャンプさんは、「見てのお楽しみ」とだけ答えました。

また、スペルマン氏は TV Line とのインタビューで今作のシャロンについて以下のようにコメントしました。

彼女はパニックに陥っています。ファンはシャロンがおそらく対処しなければならなかったことの空白を埋めることができるでしょう。シャロンに再開した時、彼女は間違いなく進化し、成長しています。ファンは彼女のことを愛することができるだろうし、彼女のエネルギーだけが今までとはとても違うのです。

シャロンは映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)以来久々の登場となり、キャプテン・アメリカに手を貸したことでシャロンもソコヴィア協定違反となり、予告動画では逃亡生活中のシャロンが垣間見ることが出来ました。

1話では登場しなかったシャロンですが、メインポスターにも描かれるキャラクターの一人で今作の重要なポジションを担っていると考えられています。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第2話は 2021年3月26日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ソース:Emily VanCamp Dishes on What MCU Fans Can Expect From ‘The Falcon and the Winter Solider’

ソース:Falcon and the Winter Soldier Boss: Sharon Carter Has ‘Evolved, Her Energy Is So Different’ in Disney+ Series

エミリー・ヴァンキャンプさん、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」には「古き良きアクション」があると明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で登場し、配信開始を控えているドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」にも登場するエージェント13/シャロン・カーターを演じるエミリー・ヴァンキャンプさんが、本作には「古き良き時代のアクションがある」事を明かしました。

海外メディア E! とのインタビューで、ドラマ「ワンダヴィジョン」と同様のサプライズがあるか尋ねられたヴァンキャンプさんは、「それも確かにあると思いますが、映画ファンが愛する古き良き時代のアクションも期待できますよ。今作には複数のレベルがあり、みんなを楽しませてくれると思います」と明かしました。

 シャロンは当初S.H.I.E.L.D.のエージェントとして登場しましたが、ヒドラによってS.H.I.E.L.D.が崩壊して以降はCIAに所属し、対テロ活動に尽力していました。しかしキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースに協力したため、現在はソコヴィア協定違反になっている可能性があります。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の公式あらすじは以下の通り。

舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界。キャプテン・アメリカから盾を受け継いだファルコンだが、その称号を自身が担うには重すぎるものだと考え始める…。絶対的ヒーロー、キャプテン・アメリカを失った今、世界中の人々の希望の星となるのは一体誰なのか…?

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は 2021年3月19日 よりディズニープラスにて配信予定です。

ソース:Emily VanCamp Says The Falcon and the Winter Soldier Is “Good Old-Fashioned Action”

シャロン役エミリー・ヴァンキャンプさん、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の配信は1月にしてほしいと語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でシャロン・カーターを演じる女優のエミリー・ヴァンキャンプさんが、海外メディアのインタビューにてドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の配信時期について尋ねられ、コメントしました。

海外メディア The Direct によると、ヴァンキャンプさんは「今はまだファルコン&ウィンター・ソルジャーにリリース日はないと思います。ロックダウン後にロケに戻って、撮影を終了しなければならなかったからです。それで撮影は終了しているので、おそらくこの時点で編集はほぼ完了しているはずです。うまくいけば、2021年の初め。そして、”レジデント 型破りな天才研修医 シーズン4”(ヴァンキャンプさんが出演するドラマ) も1月にスタートするので…1月に始まって欲しいですね。」とコメントしました。

本作は2021年公開予定の映画「ブラックウィドウ」と繋がっているという話もあり、映画の後でなければ配信出来ないのでは、という予想がされています。一方で撮影終了と撮り直しを度々行ってきたので、映画との順序を気にしなくていいようにシナリオを変更したという見方もされています。

どちらにせよ作品自体はほぼ完成しているということで、正式な配信日の発表が待たれています。

ソース:Marvel’s The Falcon and the Winter Soldier Star Hopeful For Early 2021 Release Date