ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」のダニエル・エスピノーサ監督が、予告動画で話題となった Murderer とラクガキされたスパイダーマンの壁画について、なぜ映画に含まれていなかったかを説明しました。
海外メディア CinemaBlend とのインタビューの中でエスピノーサ監督は「あの映像は予告編にしかありませんでした。私は監督として、映画を作るだけです。ファンでもある私は、この映像に対して何種類もの意見や感想を持っています。でも、映画の中にこのシーンはないから、そこに入れなかったし、予告編にも入れなかった。私がどう思うかを言うとしたら、それはファンとしての意見です。しかし、私は監督なので、何かを知っていると非難されるでしょう。でも私は予告に関して何も知らないのです。もし私が何かを知っていたら、あなたに話すことができます。でもそれ(予告)は私の作ったものではありません。私のアイデアではないのです。正直で責任感のある人になりたいけど、私のものではないので無理なんです。」と予告の制作には自分は関わっておらず、ソニー・ピクチャーズのプロモーション部門、マーケティング部門によるものである事を明かしました。
このシーンは予告公開当初から話題になり、描かれているスパイダーマンがサム・ライミ版である一方で、人殺しのラクガキはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の内容を仄めかしているとして、この世界はどちらの世界なのかと大きな議論を呼びました。
ソニー・ピクチャーズがどういう意図でこのようなシーンを予告にいれたのかは推測の域を出ませんが、今後のSSUの計画に関係するものなのかもしれません。
映画「モービウス」は劇場公開中です。
ソース:Morbius Director Addresses That Spider-Man ‘Murderer’ Mural From The Movie’s First Trailer