映画「マダム・ウェブ」の脚本に「モービウス」のライターが参加している事が公式に認められる

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」の脚本として、「モービウス」のマット・サザマさんとバーク・シャープレスさんが参加していることが、ソニー・ピクチャーズの公式ウェブサイトによって明らかになりました。二人の参加は2022年夏前に海外メディアによって報じられていましたが、このタイミングで公式が認める事になりました。

sponsored link
 

情報を追いかけましている熱狂的なファンにとっては分かっていたことですが、この事実を初めて知った海外ファンの中ではなかなかの動揺が見られるようです。

「モービウス」はここ数年のコミック映画の中で最悪の評価を受けた作品で、新型コロナウイルスのパンデミックが直撃したこの映画は数えきれないほどの延期を繰り返し、最終的には批評家レビュー15%の支持で1.6億ドル(スパイダーマン映画の10%ほど)を稼ぎました。

二人の脚本家コンビは「モービウス」以前に4つの映画とひとつのドラマの制作に参加。それらの映画の Rotten Tomatoes のレビュー結果は以下のようになっています。

  • Dracula Untold (2014) – 25%
  • The Last Witch Hunter (2015) – 18%
  • Gods of Egypt (2016) – 14%
  • Power Rangers (2017) – 51%

しかし、ドラマの「Lost in Space 」は 68%を記録。これは脚本だけでなく製作総指揮としても役割を担っていました。

とは言え、レビューのポイントは脚本に限定したものではありません。映画のレビューは脚本以外にも監督の演出、俳優の演技、音楽などいろいろな要素がミックスされたものの評価であり、さらに批評家レビューは一般とは異なる穿った見方をしている事が多い事もあって、一般的なオーディエンススコアとは全然違う評価になる事も多く、「モービウス」のオーディエンススコアは 71% を記録しています。

「モービウス」のヴィラン、マイロを演じたマット・スミスさんは「自分のキャラクターがよくわからない」と苦言を呈していましたが、ロドリゲス捜査官を演じたアル・マドリガルさんは同作の失敗の原因として、延期を繰り返した事で撮影期間よりも遥かに長い編集期間が生まれ、その間にいじくりまわされて別の作品になったとも語っていました。

また、監督は予告動画にあったスパイダーマンの壁画が本編になかった事について、予告は自分が制作したものではなくソニーが作ったものであるとし、スパイダーマンが登場しなかったというファンの不満を受け止めきれない胸の内を明かしていました。

「モービウス」が失敗した原因は脚本だけでなく、パンデミックの影響やソニーによる誇大広告など、様々な要因が複雑に絡み合っているものです。

「マダム・ウェブ」は期待が大きいだけに彼らが参加していることで不安を感じるファンも多いようですが、実際にどのような作品に仕上がっているのか、多くの人がそう遠くない内に体験する事になるでしょう。

映画「マダム・ウェブ」は 2024年2月14日 に米国にて劇場公開予定でしたが、先日公開されたトレーラーでは「Coming Soon」になっているため、変更の可能性があるかもしれません。

sponsored link
 

ソース:公式