ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオ制作のドラマ「スパイダー・ノワール」のプロデューサーを務めるフィル・ロードさんとクリス・ミラーさんが、本作が完全に独立した、これのみで完結するスパイダーマンの物語である事を発表しました。
海外メディア Deadline とのインタビューでミラーさんは「このキャラクターの起源は、最初の『スパイダーバース』の映画で私たちが作り上げたキャラクターで、ニコラス・ケイジとの仕事は素晴らしい経験でした」としつつ「そして、実写版スパイダーマンの番組を作るというアイデアが持ち上がったとき、これが最初に思いついたアイデアでした。なぜなら、これは独立した世界観であり、それ自体で完結しているように感じられたからです。」と述べました。
そしてロードさんは「相互に関連した巨大なシリーズの網の一部となるようなものを作りたくなかったんです。これはそれ自体が小さな宝石のような物語、いや、大きな宝石だ。小さな宝石と言いましたが、実際にはとてつもなく大きな宝石です。テレビ界のホープダイヤモンドなんです。」と語り、スパイダー・ノワールを「探偵物語ですが、その探偵はたまたまクモの能力も持っている」と説明しました。
また、本作のような型破りな作品を制作するにあたって自信を与えてくれたのは、これまでのスパイダーマン作品にも関わっていたエイミー・パスカル氏だとし、「彼女はいつも、スパイダーマンは空を飛び回ることではないと教えてくれました。大切なのは、彼らの内面で何が起こっているのか、そして人間として生きることとヒーローとして生きることの両立にどれほど苦労しているのか、ということなんです。」と語りました。
モノクロ版をベースに制作された「スパイダー・ノワール」は探偵の物語を軸にホラーとコメディの要素も併せ持つ作品で、ミラーさんはこのスタイルについて「ノワール映画は、『すごくシリアスな映画だ』というイメージがあること」が前提にあり、そこに現代風のアレンジを加えたとロードさんが補足しました。
「そう、そこには遊び心があるでしょう?ニックにも遊び心がある。だからこそ彼は象徴的な存在になっているんだと思うし、映画『ジャンプストリート』で一緒に仕事をした(ショーランナーの)オーレン・ウジエルにも遊び心がある。つまり、この番組のコンセプトは、壮大な人間ドラマであり、素晴らしいミステリーであり、一大イベントとなるテレビ番組でありながら、同時に軽快なテンポも兼ね備えているということなんだ。」
SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の初のドラマシリーズだとも噂されていた本作ですが、今回のプロデューサー両名の話によると、最初から完全に独立したユニバースを舞台にしたプロジェクトだった様子。
したがって、「ヴェノム」から「クレイヴン・ザ・ハンター」までの映画やアニメ「スパイダーバース」を視聴しておく必要がない代わりに、カメオなどの要素は期待すべきではないようです。
「スパイダー・ノワール」はソニー・ピクチャーズ TVとAmazon MGMスタジオの元、エグゼクティブプロデューサー兼共同ショーランナーのオーレン・ウジエルさんとスティーブ・ライトフットさんが参加。1930 年代のニューヨークを舞台に、運に見放された老いた私立探偵をニコラス・ケイジさんが演じ、街で唯一のスーパーヒーローだった過去の人生と格闘することを余儀なくされる物語です。
番組は全8話構成が予定されています。
ドラマ「スパイダーノワール」は 2026年5月25日 にMGM+のリニア放送チャンネルで米国で初公開され、その後 5月27日 にAmazonプライム・ビデオで240以上の国と地域で一気見配信予定です。











