ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオ制作のドラマ「スパイダー・ノワール」は批評家からもファンからもある程度高い評価を獲得していますが、シーズン2にゴーサインが出るかどうかはまだ分かっていません。配信作品の性質上、劇場公開の映画と違って成功したか失敗したかが外部から見えにくい事もあり、主演を務めたニコラス・ケイジさん自身も続編については分からないと言います。
ニコラス・ケイジさんは海外メディア Variety とのインタビューで、シーズン2について「分かりません。でも、シーズン2が制作されるかどうかに関わらず、私たち全員が当初の目標を達成できたし、作品自体が成功していると言えるでしょう。どうなるか見てみましょう」と語りました。
本作は当初、映画「ヴェノム」から始まったSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の初のドラマ作品という触れ込みで発表されましたが、SSU自体が勢いを維持出来なかったためか、最終的には全く関連のない独立した作品となりました。
3DVFの最近の報道が正しければ、「スパイダー・ノワール」は4億ドルの予算で制作されたとの事で、信じられないことに映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(約3億5600万〜4億ドル)と同等かそれ以上のお金がかかっている事になります。
制作スタッフであるKC・ラウフさんは、この高額な予算の原因と思われる要因について番組「Threads」でほのめかしています。
私はこの作品ではセカンドユニットのローダーとして働きました。白黒映像として納品するために、セットでは本格的なノワールスタイルで撮影しました。セットはすべて緑、茶色、ピンクで塗装され、白黒映像のグレーのグラデーションを引き立てるように工夫されていました。カラー版の配信は当初予定されておらず、ほぼ1年間かけて撮り直しが必要となりました。
同席していたアルセニオ・J・アルバレスさんはこれに続いて次のように補足しています。
ポストプロダクションに携わっていた者として言わせてもらうと、まさにその通りです!カラー化は後付けだったんです!納品物を受け取った後、スタジオ(Amazon)がカラー化を希望したんです。だから、映画監督の真のビジョンを理解するには、ノワール(白黒)で鑑賞するのが一番です。
したがって「スパイダー・ノワール」は原作コミックどおりタイトルにならってノワールフィルムとして、つまりモノクロ作品として制作されていたようですが、Amazonがカラー版の配信も希望した事で、ドラマ全体が作り直しになった事が原因で制作費が膨れ上がったという事になりそうです。
「エンドゲーム」はこの制作費に対し、約28億ドルのチケット売上を記録しましたが、配信作品である「スパイダー・ノワール」にそのような利益が見込めるはずもなく、ドラマ自体は好評ですが来シーズンが期待できるかというとかなり怪しい状況にあるのかもしれません。
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