シム・リウさんが「シャン・チー:ホリデースペシャル」のお蔵入りを報告してプチ炎上

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MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の主演を務めたシム・リウさんが、自身のツイッターで「シャン・チー:ホリデースペシャル」のリリースがキャンセルになったと報告し、多くのファンが混乱しています。

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リウさんは「残念なお知らせですが、ディズニーが品質管理上の懸念から、シャン・チー:ホリデースペシャルを廃止することを決定した事をお伝えします。私は既にすべてを撮影していました。ジンジャーブレッドで出来たターローもデザインされていました。R.I.P.シャン・チー」と投稿しています。

この突然の投稿を素直に受け止めたファンは、「え?どういうこと?」と言った反応や、「来年のホリデースペシャルに期待しています」などのコメントを投稿していますが、いくらかのファンはこれが先日報道されたDC映画「バットガール」のお蔵入りの発表になぞらえた質の悪いジョークだと考えています。

中には「シム、あなたを愛しています。でもこの投稿は削除したほうがいい。ワーナーのこれらのプロジェクトの背後にあるクリエイティブ チーム全体にとって、これは好ましい状況ではありません。早速お詫び動画をあげるべきです。」と言ったアドバイスまじりのコメントも寄せられています。

「バットガール」はバットマンでお馴染みのゴッサム・シティのジェームズ・ゴードン警察長官の娘、バーバラ・ゴードン/バットガールを描く単独作品で、配信サービスHBO Max向けに企画された実写作品。「バットガール」はMCUのドラマ「ミズ・マーベル」の撮影にも携わったアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督が担当していました。

「バットガール」は撮影を終えていたにも関わらず、米ワーナー新体制の戦略のもと、お蔵入りとなる事が先日発表。製作費は9,000万ドルと言われていますが、配信リリースの予定もなくなりました。また、「バットガール」だけでなく「スーパーガール」のキャンセルの可能性なども報じられています。

「バットガール」のキャンセルに対して監督は以下のようなコメントを発表しています。

「私たちは、このニュースに深い悲しみと衝撃を受けています。いまだに信じられません。監督として、私たちの仕事は観客にお見せするということが重要です。完成まではまだ遠い状態でしたが、世界中のファンが映画を観る機会があれば良かったと思います。

私たちの素晴らしいキャストやクルーは、バットガールに生命を吹き込むため途方もない仕事を一生懸命こなしてくださいました。このチームに加われたことを永遠に感謝します。マイケル・キートンやJ・K・シモンズ、ブレンダン・フレイザー、ジェイコブ・スキピオ、コーリイ・ジョンソン、レベッカ・フロント、そして特に、バットガール を情熱と熱意、そして人間性と共に演じてくれた素晴らしきレスリー・グレイスのような素晴らしい役者達と仕事ができて夢のようでした。

子供の頃からのバットマンの大ファンとしてDCEUに加われたことは、たとえ短い期間だったとしても名誉で光栄なことでした。バットガール・フォー・ライフ。」

こういった情熱を注いできた制作陣や楽しみにしていたファンの悲しみを背景に、同じ業界の人間がジョークにしていじるべきではないと、炎上しています。

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「シャン・チー:ホリデースペシャル」が実際に制作されていたかは不明ですが、2022年のディズニープラスホリデースペシャルとして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が制作されており、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズのジェームズ・ガン監督は「人生で最高の作品になった」と評しています。