【噂話】MCU版「X-MEN」の仮題が判明、ファントメックス登場か

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マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「X-MEN」のワーキングタイトル(仮題)が判明したと報じられました。これによって原作コミックとして何が選ばれているのか、どのようなキャラクターが登場するのか、新たな予想のヒントとなり議論が活発化しています。

海外メディア TCC のレポートによると、「X-MEN」のワーキングタイトルは「Channel」に設定されているとの事。

ご存じない方のためにおさらいしておくと、ワーキングタイトルは制作プロセスを支援するために活用されるもの。映画の本タイトルが構想段階から完成に至るまでの間に変更されるのはよくあることですが、変更にあたって逐一全員に通知されるわけではありません。ワーキングタイトルを使用する事でプロセスを効率化し、制作に関わる全員がスムーズにコミュニケーションを取る事を可能にします。また、ワーキングタイトルはプロジェクトの枠組みを設定し、作品の方向性を定めるのにも役立っています。

マーベル・スタジオのプロジェクトにおけるワーキングタイトルの多くは原作コミックや映画の内容を示唆する名前が設定されており、これまでに判明している作品ごとのワーキングタイトルは以下のようになっています。

アイアンマン:Diving Bell
インクレディブル・ハルク:Hulk 2
アイアンマン2:Rasputin, Murphy’s Law and The Adventures of Angus McDonald
マイティ・ソー:Manhattan
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー:Frostbite
アベンジャーズ:Group Hug and Team Building
アイアンマン3:Caged Heat
マイティ・ソー/ダーク・ワールド:Thursday Mourning
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー:Freezer Burn
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Full Tilt
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:After Party
アントマン:Big Foot
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ:Sputnik
ドクター・ストレンジ:Eye See You and Checkmate
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス:Guardians 3000 and Level Up
スパイダーマン:ホームカミング:Summer of George
マイティ・ソー/バトルロイヤル:Creature Report
ブラックパンサー:Motherland
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー:Mary Lou
アントマン&ワスプ:Cherry Blue
キャプテン・マーベル:Open World
アベンジャーズ/エンドゲーム:Mary Lou 2 and Infinity Gauntlet
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム:Fall of George and Bosco
ブラックウィドウ:Blue Bayou
シャン・チー/テン・リングスの伝説:Steamboat
エターナルズ:Sack Lunch
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム:Serenity Now
ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス:Stellar Vortex
ソー:ラブ&サンダー:The Big Salad
ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー:Summer Break
ザ・マーベルズ:Goat Rodeo
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3:Hot Christmas
アントマン&ワンスプ:クアントゥマニア:Dusty Bunny
ブレイド:Perfect Imprints
ワンダヴィジョン:Big Red
ファルコン&ウィンター・ソルジャー:Tag Team
ロキ:Architect
What if…?:Anything Goes
ホークアイ:Anchor Point
ミズ・マーベル:Jersey
シーハルク:Libra and Clover
シークレット・インベージョン:Changeup Productions
ムーンナイト:Good Faith
エコー:Whole Branzino , Grasshopper
アーマーウォーズ:Rigatoni
アガサ:オール・アロング:My Pretty
ブラックパンサースピンオフドラマ:Golden City
ファンタスティック・フォー:Blue Moon
アベンジャーズ:ドゥームズデイ:For All Time
スパイダーマン4:Oasis Blue
ヴィジョンクエスト:Tin Man

では「X-MEN」に設定された「Channel」とは何を意味するのでしょうか。

TCCはこれが「Channel Tunnel」、日本でいうところの「英仏海峡トンネル」を指しているのではと説明。このロケーションはマーベルのコミックの中で8回登場しており、X-MENのコミックに限定した場合は2回登場していると言います。

この2回とはコミック「New X-Men」の#129-130。

このストーリーラインでは、ファントメックスがパリのXコーポレーションに避難。彼はチャンネルトンネルでウェポンX計画に関する情報を盗み出した後、X-MENにウェポンXIIの破壊を依頼します。また、チャンネルトンネル内でチャールズ・エグゼビアとジーン・グレイがファントメックスと共に、知性のないクリーチャーの軍団との戦いを強いられています。

記事はこの2冊のコミックが映画に何らかのインスピレーションを与え、ファントメックスにある程度の役割を保たせている可能性が否定出来ないとして紹介。

また、MCU版のX-MENがリブート版である事を考えると、「X-MEN」のコミックではなく「New X-MEN」から引用する事も理にかなっていると考えられそうです。

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そしてもうひとつ、「Channel 」は「Channel Tunnel」からの連想ゲームで、実在のトンネルではなく、コミックでミュータント国家のクラコアと外界をつなぐトンネルの事を指している可能性もあると言います。

クラコアは近年のコミックで登場した架空のミュータント国家で、差別でおいやられたミュータントたちの聖域となっており、X-MENの基地、拠点にもなっているロケーション。テレポートトンネルを利用して地球上にアクセス出来るようになっています。

クラコアはまだ実写化されていないロケーションであり、MCUで初めて実写化に挑戦する事は十分考えられそうです。

今回判明したワーキングタイトルが実際にどのような意味を持つのかは、今後の続報で徐々に明らかになっていく事でしょう。

ソース:X-Men Reboot Working Title Revealed!