マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が新たなマルチメディア制作会社ヒサコを設立したと、海外メディア The Hollywood Report が報じました。
記事によると、クレットン監督はユニバーサルとライオンズゲートの元幹部であるジェユン・マンフォード氏とともに旗を掲げ、マンフォード氏は同社の社長として映画とテレビの両部門を統括することになるとの事。
映画制作者やクリエイターに力を与えることに焦点を当てたヒサコは、ストーリーテリングには感情や経験の共有を通じて世界中の視聴者を団結させる力があるという根本的な信念に基づいて設立されました。
ヒサコの最初のプロジェクトのひとつは「NARUTO」の実写映画であり、このプロジェクトはライオンズゲートの元で稼働します。
クレットン監督は今回の声明で「ジェユンがチームを率いることができてとても幸運だと感じています。彼女は創造的なプロセスに真の配慮を持っており、アーティストのビジョンが実現するようアーティストを育成しサポートする方法を理解しています。」と述べています。
また、「当社の Hisako という社名は、私が11歳のときに初めてVHSカメラをくれた日本人の祖母の名前にちなんで付けられました。彼女は芸術家の心を持った看護師でした。好奇心旺盛で、親切で、家族を熱心に守っています。彼女の精神はこの会社の魂です。」と社名の由来についても言及しました。
記事は監督の現在の状況についても報告。
MCUの「ワンダーマン」の撮影を終えてポストプロダクションの最中だとした上で、「シャン・チー2」にも取り組んでいると指摘、ヒサコがこの制作を担当すると見られています。
ソース:Destin Daniel Cretton Launches Banner Hisako, Taps Jeyun Munford as President (Exclusive)