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アニメ「ホワット・イフ・・・?」S2のワスプは誰?脚本家が解説

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マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2の第5話「もしも・・・キャプテン・カーターがヒドラ・ストンパーと戦ったら?」の冒頭ではもしものアベンジャーズが登場していますが、そこにいるワスプのマスクの下の人物について、脚本を担当したA.C.ブラッドリーさんがその背景などを詳しく説明しました。

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ブラッドリーさんはこの世界のニューヨーク決戦の場にいたワスプがジャネット・ヴァン・ダインではなくホープであると認めた上で、なぜ彼女がここにいるのかについて X を利用して解説しています。

ブラッドリーさんは「何人かから質問がありました、そうNY決戦のホープです。なぜこうなったのか?ネタバレが続きます」と前置きし、次のように説明しました。

「女性であるキャプテン・カーターが第二次世界大戦を終結させたため、戦後すぐにフェミニスト運動が起こりました。これは社会全体に波及効果をもたらし、より多くの女性S.H.I.E.L.D.エージェント、ヒーロー、そして権威ある地位に就く女性が増加しました。 」とこの世界の時代背景を説明。「12分頃のストライクチームをチェックしてください」とし、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のストライクが男性ばかりであった事と違う事を指摘しました。

©MARVEL,Disney

また、「S.H.I.E.L.D.の設立にはペギー・カーターがいなかったため、その責任はホープの両親ハンクとジャネット、そしてバッキーと彼の親友であるハワード・スタークに課せられました。 これらすべてが、ホープがワスプのマントを引き受けることにつながりました。」と続けています。

ブラッドリーさんはさらに豆知識として次のような内容をファンに明かしています。

「その他の豆知識:バッキーは戦争を生き延び、ジミー・カーターのような元老政治家になりました。 ハワードは 1991年に亡くなりませんでした。私の心の中では、ハワードはより良い父親であり、息子とより緊密な関係を持っていました。」

「トニーとブルースは、いつでも永遠に、(少なくとも私の心の中では)マッド・サイエンティスト兄弟です。キャプテン・カーターの伝記映画はミュージカルではありましたが、残念ながらブロードウェイ劇ではありませんでした。この時点では。」

シーズン1のエピソードのひとつから続くこのエピソードの背景として、バッキー・バーンズが生き延びた事で彼のウィンター・ソルジャーとしてのイベントはこの世界では起こらず、その結果としてハワード・スタークが暗殺される事はなかったようです。

しかしハワードが存命でもトニーのマッド・サイエンティストとしての性質は変わらず、ブルース・バナーもまた同様であると、画面上で説明されていない設定を考えていたようです。

ワスプ(とアントマン)はコミックにおけるアベンジャーズのスターティングメンバーであるにも関わらず、2012年の映画「アベンジャーズ」には登場しませんでした。これはマーベル・エンターテイメントのアイク・パルムッター元会長がチームに大勢の女性を入れたくなかったからだとされています。

今回のエピソードではワスプのアベンジャーズデビューが再現されたわけですが、残念なことにこのエピソードの中心はキャプテン・カーターとナターシャ・ロマノフ、そしてレッドルームに関するものであり、アベンジャーズの話は冒頭の導入部分として少し描かれるに留まりました。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。