映画「サンダーボルツ*」、初期バージョンは「ダイ・ハード」のようだったと監督が語る

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」のジェイク・シュライアー監督が、海外メディア GamesRadar とのインタビューで、本作の初期バージョンが「ダイ・ハード」のような内容になっていたと明かしました。

映画の序盤、登場人物の何人かが初対面となる厄介な状況となる金庫室のシーンを振り返り、監督は「脚本家のエリック・ピアソンがブライアン・チャペックとこのアイデアを思いついた時、最​​初のバージョンの一つは『ダイ・ハード』のような展開だったと思います。」と語りました。

「あるいは、すべてがこの金庫の中で起こり、そこから脱出するのがとてもクールな展開になるはずでした。ですから、この映画のDNAには、常にもう少し抑制されたものが根付いていたのだと思います。」

公式クリップで描かれている金庫室のみで終始描かれる計画もあったという初期バージョンのサンダーボルツでは、まだボブの登場も決まっていなかったと言います。

「エリックと初めて仕事をした時、ボブを(サンダーボルツの)チームに加えるというアイデアを模索していました。その前のドラフトでは、彼らは並行して動いていましたが、この結末をうまくまとめるには、彼らがボブのことを本当によく知る必要があると感じました。」

「その後、Netflixの『ビーフ』のクリエイターであるイ・ソンジンが加わってから、この作品は、ある若い女性(エレーナ・ベロワ)が暗い時期を過ごすという物語へと大きく変化しました。より細かなシーンや登場人物の内面描写、そしてそうした形而上学的なアイデアが数多く登場し、そこから『これは本当に何か違うものになりつつある』という感覚が芽生え始めたんです。」

「ジョアンナ(・カロ、『ザ・ベア』の共同ショーランナー)が参加して、とても素晴らしい仕事をしてくれた。チームの力学や、金庫室での互いのやり取りなど、彼女はとても素晴らしい視点をもたらしたと思います。」

金庫室からの脱出映画から大きく形を変えた本作は今週、ロンドンでプレミアイベントが開催。多くの批評家が完成版を高く評価しました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-early-reviews/”]

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

sponsored link
 

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって(ソングバードと噂される)メルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、エレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月2日 日米同時公開予定です。

ソース:Thunderbolts director says earlier version of the Marvel movie’s script was “kind of like a Die Hard thing”