ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」の撮影セットが目撃されました。そのセットから、本作の時系列を推測するヒントが発見されたかもしれません。
Photos from set on #SpiderManBrandNewDay @eavoss @NewRockstars pic.twitter.com/LZICv2Iohf
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PREPARATIONS FOR THE FILMING OF SPIDER-MAN BRAND NEW DAY HAVE OFFICIALLY BEGUN.
— Spider-Man News (@SpiderMan_Newz) July 28, 2025
Via Colin Mearns/Newsquest pic.twitter.com/bWoFAOlLTY
スコットランドのグラスゴーにニューヨークに見立てたセットが建築されており、その中に建築予定のビルを模したセットが確認されました。その看板には「2027年12月までに建築完了予定」となっており、「スパイダーマン:ブランニューデイ」がそれよりも前の話になる事を示しているようです。
直近の作品の時系列に注目すると、まず「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1はディズニープラスの作品紹介ではNetflix版シーズン3から5年後となっているものの、これはドラマ冒頭でフォギーが殺された部分の話。メインの物語の時系列はそこから数年後となっており、実際、ディズニープラスの時系列順のページを見ると「アガサ・オール・アロング」(時系列2026年秋冬頃)よりも後に配置されています。「ボーン・アゲイン」の作中では年越しイベント、セントパトリックデーが描かれている事から、最終話時点で時系列は 2027年春頃 だと推測する事が出来ます。
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」には大統領からサムに当てた招待状に日付が明記されており、2027年4月16日 を含む時系列で物語が展開。従って「ボーン・アゲイン」とほぼ同時期、ほんのわずかに遅れて展開しています。
「サンダーボルツ*」では「ブレイブ・ニュー・ワールド」で議員を目指すとしていたバッキーが議員になった事、そして「在任期間が半分に満たない」と言及、議員になってから1年以下である事がわかるようになっており、ニューヨーク市民の服装から 2027年の夏か秋頃だと推測出来ます。
ついでにポストクレジットシーンでは14ヶ月後になり「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」の時系列が2028年秋冬頃に始まる事を予告しています。
これらをまとめると以下のように。
- 「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1:最終話は2027年春
- 「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」:2027年春
- 「サンダーボルツ*」:2027年夏秋
- 「スパイダーマン:ブランニューデイ」:2027年12月頃?
- 「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」:2028年秋冬
今年の5月末に、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」の劇場公開の延期が発表。それまでは「ドゥームズデイ」、「ブランニューデイ」、「シークレット・ウォーズ」の公開順だった事を考えると、「ブランニューデイ」のこの時系列がいつ決定されたのかすこし疑問が残る所となっています。
しかし「ブランニューデイ」でピーター・パーカーの記憶問題が解消されるのであれば、スパイダーマンが「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に登場しやすくなるとも言えそうです。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は本作にジョン・バーンサルさんが演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが登場する事を認め、MCUにおける「真のスパイダーマン」時代の幕開けとなると予告しました。
[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-bnd-confirms-punisher-rumor/”]映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督のもと、「ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家クリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんコンビが引き続き執筆。2026年7月31日 に米国劇場にて公開予定です。