マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー2」の進捗状況について、ファンが思っているよりもかなり進んでいる事が報じられました。この続編映画は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」が公開された2021年に監督とケヴィン・ファイギ社長がプロジェクトを認めていましたが、今のところ公開日などは分かっていません。
海外スクーパーのチャーズル・マーフィー氏は「シャン・チー2」に関して次のように主張しています。
Very possible. As of now, they have 4 dates but we’ll see how it holds up. Also, Cretton had a lot of work done on Shang-Chi sequel before he jumped to Spidey so who knows how quickly that comes together? https://t.co/agkvSIPWvg
— Charles Murphy (@_CharlesMurphy) October 6, 2025
(2028年公開は)十分あり得えます。現時点で4つの日程が確保されていますが、どうなるかは様子を見る必要があります。また、クレットン監督はスパイダーマンに移る前にシャン・チー続編の作業をかなり進めていたから、脚本がどれほど早くまとまるかは誰にもわかりません。
デスティン・ダニエル・クレットン監督は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公開後すぐに「シャン・チー2」の開発に取り組み始めつつ、スピンオフドラマの制作にも言及していました。しかしその後、アベンジャーズ5作目の映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」の監督に就任。これによって「シャン・チー2」の状況は不透明になり始めました。
加えて「ワンダーマン」の製作総指揮に任命されてさらに多忙になった後、ジョナサン・メジャースさんの逮捕、裁判で進捗がストップしていた「ザ・カーン・ダイナスティ」を降板。これで「シャン・チー2」に専念出来るかと思いきや、後に「スパイダーマン:ブランニューデイ」と発表されるスパイダーマン4作目映画を担当する事になりました。
シャン・チーを演じるシム・リウさんは「スパイダーマン」4作目が「シャン・チー2」に与える影響について「何も影響を受けていないと思います。」と、ミーティングが順調に進められている事を今年のインタビューで明かしています。
ディズニーは 2028年 にタイトル未定のマーベル映画を4本公開予定(2月18日、5月5日、11月10日、12月15日)で、そのうちふたつは「X-MEN」と「ブラックパンサー3」が有力視されています。ほか、「ドクター・ストレンジ3」や「ソー5」、「レジェンダリー・スター・ロード」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4」などの候補もありますが、今回の話が事実であれば「スパイダーマン:ブランニューデイ」の制作が完了後にすぐに「シャン・チー2」に戻って、2028年にリリースする事は十分に可能なようです。
ただし、「スパイダーマン:ブランニューデイ」は新たな三部作のひとつめに過ぎず、三部作全体をクレットン監督が担当するのであれば、話はまた変わってくるのかもしれません。
映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はディズニープラスで配信中です。