マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」のプロデューサーを務めるゾーイ・ナーゲルハウトさんが、海外メディア The Direct とのインタビューで、コミックのようなピンクのアーマーを登場させなかった理由について語りました。
「このドラマでコミックの定番のピンクのスーツを着せる事は検討されましたか?」と質問されたナーゲルハウトさんは、将来的に登場する可能性があるとしつつ、次のように回答しました。
正直に言うと、いいえです。初期のコミックを振り返ると、ブライアン・マイケル・ベンディスの連載でカラリスト兼アーティストを務めたマイク・デオダートというアーティストが、彼女がMITの寮の部屋で作った、ガンメタルグレーのような、トランスフォーマー風の素晴らしいスーツを描いていたんです。それを見た瞬間、「これだ!」と思いました。将来的には、あのピンクのスーツが登場するかもしれませんね。トニーがナノテクで作ったようなやり方で作るかもしれません。でも、あれはスクラップみたいな感じで、それぞれのパーツがどこから来たのか分かります。廃品置き場から来たとか、車の部品から来たとか。私たちは彼女をそこからスタートさせたかったんです。
リリ・ウィリアムズのデビューから4着目となる今回のアーマーも、コミックのようなデザインではありませんでした。ドラマでの最後のアーマーは義父の車をベースにして作ったものであり、それぞれのパーツが何で出来ているかを説得力のある形で再現したものだと説明しています。
これまでのマーベル映画でも、コミックに忠実なデザインを取る場合もあれば、まったく異なる斬新なデザインでスクリーンに登場する事もありました。ウルヴァリンにいたってはデビューから約20年を経てコミックバージョンの衣装を手に入れる事となりました。
リリが次に作るのは呪われたアーマーか、それとも呪いから解放された後にさらなるテクノロジーを込めたピンクのアーマーを作るのか、注目となっています。
ドラマ「アイアンハート」シーズン1はディズニープラスで配信中です。
ソース:Ironheart Producer Explains Why Her Pink Suit Was Never an Option for MCU Show (Exclusive)