ドラマ「ホークアイ」、監督がエコーのデビューについて語る

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MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のバート&バーティ監督が海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューに応じ、エコー/マヤ・ロペスのデビューについて語りました。2話のラストシーンで姿を表したエコーはトラックスーツ・マフィアのリーダーである事が判明し、3話ではその生い立ちが描かれました。

バート監督は、幼い頃のマヤが耳が聞こえないことへの対処を学び、戦闘能力を発揮し、後にローニンに殺される父ウィリアム・ロペス(演:ザーン・マクラノン)との親密な関係を示す一連のフラッシュバックシーンについて、「身近な人を失った彼女を登場させることは非常に重要でした」と語ります。

バーティ監督によると、幼いマヤを演じたダーネル・ベソーちゃんは大人のマヤを演じるアラクア・コックスさんと同じメノミニー族であり、2人がいとこ同士だったと言います。「2人が似ているということは、私たちにとってはスラムダンクのようなものでした。彼女はただ参加して、ASL(アメリカ手話)を学んだだけなんです。そして、彼女には素晴らしい純真さと魅力があり、まさにこのキャラクターにぴったりの設定となっています。」

さらに、「2人の間に家族のようなつながりがあるのも素敵でした」とも語っています。

また、監督たちは、”Echoes “というタイトルのエピソード3で彼女がスクリーンにもたらしたものについても、賞賛の言葉を述べています。タイムラインが現在に戻ると、マヤはすぐにクリントとケイトとの争いに巻き込まれ、最終的には彼らが監禁されていたブルックリンの廃墟となったおもちゃ倉庫から脱出することになります。

耳の聞こえないマヤ、ASLを理解しないケイト、難聴で基本的なASLを知っているクリント、そしてASLでコミュニケーションできるマヤのトラックスーツ・マフィアのカジ(演:フラ・フィー)とのやりとりは、確かに撮影が難航しましたが、それを成功させたのはアラクア・コックスさんのおかげだと両監督は語っています。

「彼女はASLについて多くのことを教えてくれました。また、ASLを正しく撮影するために、何を見るべきか、本当に感情的な瞬間でない限り、可能な限り近づきすぎないようにすることについても教えてくれました」とバート監督は言います。「だから、ASLをカメラに収めることができたと思います。例えば、肩越しに撮影することで、ASLを前面に出すことができます」と監督は説明します。

あるシーンのブロッキングや、聴こえる場面と聴こえない場面の切り取り方について、バーティ監督は、「私たちは常に、彼女の視点や世界観に戻したいと思っていました。視点は常に視覚だけではなく、音声も含まれます。」と語りました。

一方、アラクア・コックスさんは、ASLを学ぶために時間を割いてくれた共演者たちに感謝しています。「私はヘイリーとよく話しました。彼女はASLを学ぼうとしてくれて、とても嬉しかったです」と語り、さらにヘイリーからは「『心配しないで。心配しないで、とてもカジュアルに捉えて。あなたは大丈夫よ。乗り越えられるわよ』と。そのアドバイスはとても心に残りました」と付け加えています。

耳が聞こえないだけでなく、義足でもあるアラクア・コックスさんは、スクリーン上でも義足を装着し、エコーを演じています。「彼女が身体的にもやりたいことをやっているのを見て、とても感銘を受けました」とバート監督は言います。「彼女は毎日、無理のない範囲でどんなことにもチャレンジしていました。彼女は初めての経験でしたが、プロのように対応してくれました。」

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エコーは「ホークアイ」のヴィランとして登場していますが、単独ドラマシリーズの制作が公式に発表されており、コミックと同様にヒーローに転じると考えられています。残り3話でマヤの誤解は解け、ローニンの真相が明かされるのか、要注目となっています。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2021年12月8日 配信予定です。

ソース:‘Hawkeye’ Directors on Alaqua Cox’s Debut as Echo and Filming ASL Scenes (Exclusive)