マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」に出演するジョン・マルコヴィッチさんが、海外メディア GQ とのインタビューで過去にマーベル映画への出演を断っていた事を明かしました。
マルコヴィッチさんは「私がそれらの映画に出演しなかった理由は、芸術的な配慮とはまったく関係ありません。」と前置きしつつ、「彼らが交わした契約がまったく気に入らなかったのです。これらの映画は作るのがかなり過酷です…もし6ヶ月間グリーンスクリーンの前で私をクレーンにぶら下がるつもりなら、私にお金を払ってください、という感じです。私にお金を払わないのは構いませんが、私はそんなことはしたくないのです。なぜなら私は舞台に立ったり、劇を監督したり、やりたい事はたくさんあるからです。」と、ギャラの問題で断っていたと明かしました。
マルコヴィッチさんは具体的な作品名についての言及は避けましたが、これはおそらくMCU作品ではなく、ソニー・ピクチャーズが制作をキャンセルしたサム・ライミ版「スパイダーマン4」だと考えられています。
ライミ版「スパイダーマン4」でジョン・マルコヴィッチさんはバルチャーを演じる予定だったとされており、実際にそのスーツも制作されていた事がクリエイターによって明らかになっています。
空を飛ぶバルチャーを撮影するためにクレーンで吊られる予定だったことは十分に考えられることですが、残念ながらソニー・ピクチャーズは彼が満足のいく報酬を提示出来なかったようです。
幸い、マーベル・スタジオは「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」への出演のために好条件を示せたようで、ジョン・マルコヴィッチさんは公開済みの予告にも少し顔を出しています。
公式にこの役は明かされていませんが、コミックのとても古いヴィランであるレッドゴースト/イワン・クラゴフではないかとされています。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 に米国劇場にて公開予定、日本は 2025年 夏公開予定です。
ソース:GQ