マーベル・コミックスのコミック「デッドプール」の共同制作者であるロブ・ライフェルドさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」の興行収入が 5億ドル を突破した事を報告したファンアカウントに対して「サクラ」呼ばわりし、マーベルとの関係悪化が報じられて以来過去最高に泥沼化している事が判明しました。
当ブログでも「ファーストステップ」が 5億ドル を達成した事は昨日お知らせしましたが、この数字が損益分岐点であった事もあわせてお伝えしました。
ライフェルドさんは「2億ドルの制作費で5億ドル売り上げた」と報じたファンアカウントに対し、「マーケティング費用が3億ドルだぞ、サクラ(ステマ)は失せろ」と噛みついています。
$300 million with marketing, get outta here shill
— robliefeld (@robertliefeld) August 31, 2025
さらに、「ファーストステップ」と同時期に公開されたDC映画「スーパーマン」とのファン同士の対決を煽りたいのか、元マーベル・コミックの原作者は次のように投稿。
Consider this lunacy – Superman crits will say it’s a flop while telling you that FF is a win as it trails Superman by $100 million. They were released 2 weeks apart. It’s all tribal. No facts matter. It’s literally the land of wishful thinking. 😂😂😂
— robliefeld (@robertliefeld) August 31, 2025
「この狂気を考えてみてください。批評家は『ファンタスティック・フォー』は失敗作だと言いながら、『ファンタスティック・フォー』はスーパーマンに1億ドルの差をつけられて成功作だと言うのです。2作品は2週間違いで公開されました。これはすべて部族主義です。事実など関係ありません。まさに希望的観測の世界です。」
2週間早く公開された「スーパーマン」は 6億ドル に達しており、ライフェルドさんが言うように「ファンタスティック・フォー」よりも 1億ドル 多いかのように見えます。
しかし、Variety や THR は「スーパーマン」の制作費を 2.25億ドルとしており、マーケティング費用は「ファンタスティック・フォー」よりも5000万ドル以上多いと報告していました。したがって、利益差としては実際には 1億ドル もありはしないのです。
ライフェルドさんはファンを「サクラ」呼ばわりしながら、自身も比較対象である「スーパーマン」の詳細を伏せた状態で攻撃するというアンフェアな姿勢を取っており、海外メディアもこれについてライフェルドさんを批判。CBM では「ライフェルドは、自分が受けた扱いへの失望を共有して前に進むどころか、あらゆる機会を捉えてマーベル・スタジオとMCUを批判している。その過程で、彼はネガティブな発言や荒らしの力で金儲けができることに気づいた反マーベル・サブカルチャーのリーダー的存在へと変貌を遂げた。」と評しています。
ロブ・ライフェルドさんとマーベルとの確執については、2025年2月、インタビューやポッドキャストを通じてこの原因について主張。
「デッドプール&ウルヴァリン」のアフターパーティーに呼ばれなかった事などが関係断絶の最後の引き金のひとつだったと語っていました。
2023年、「デッドプール&ウルヴァリン」がまだ「デッドプール3」だった頃には、ライフェルドさんは開発会議に呼ばれた事を「光栄だ」とし、「言えないキャストがいる」とファンに対してマウントを取るような姿勢も見せていました。
[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-3-more-secret-cast/”]ライフェルドさんがアンチに転化してしまったのは残念な事ですが、MCUに限らず、基本的に過激なアンチほどカネを稼げるのがネット上の奇妙な所。彼らを黙らせるには稼げなくする事が一番であり、ブロックしていくのが効果的なようです。