マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」は撮影がスタート(そしてストライキの影響でストップ)していますが、誰がヴィランを演じるのかという点について正確な報道がありませんでした。しかし最近のインタビューにおいて、その俳優自身がヴィランを演じる事を認めました。
海外メディア Empire とのインタビューに応じたエマ・コリンさんは「ヴィランを演じるのは本当にわくわくします。私はこれまでそういった役をやったことがないし、とてもやりがいを感じています。」と明かしました。
コリンさんは監督との最初のミーティングを振り返り、「マーベルのプロジェクトのことは聞いていましたが、その通りマーベルは何も教えてくれませんでした。まったく何も。ゼロです。だから彼(レヴィ)に会った時、”これが何なのかわからない “って感じでした。」と役に対する最初の印象について語りました。
そして「私はマーベルの人間じゃありません。『スパイダーマン』と『ブラックパンサー』は観ました。でも、『これにはちゃんと説明してもらわないといけない』って思ったんです。それほど入り組んだ世界です。本当に盛りだくさんで、頭が真っ白になります。言葉もイースターエッグも、この人はあの人と関係があって、この人は復活して、この人は死んでいて・・・。とにかくすごいんです。」と本作の複雑さについて説明しました。
しかしそれと同時に、コリンさんはMCUがファンを魅了するわけを理解し始めたとも明かしました。
「なぜそれが多くの人々にとってこれほどの意味を持つのか、本当に理解できるようになりました。これはまさに現象だし、その一部になれて本当にラッキーだと思います。特に『デッドプール』は、自意識過剰で、自分自身の内面に批判的なところが好きだから。」
エマ・コリンさんはライアン・レイノルズさんとヒュー・ジャックマンさんに続く3人目の公式キャストとして発表されており、当初からヴィランを演じる可能性が囁かれていました。それと同時にヴィランとしてデンジャーを演じるという噂を否定する報道もありました。
そして先日は本作のヴィランが616世界の既知のキャラクターになるとも報じられていましたが、その謎の既知のキャラクター役に新しい俳優が起用されるという不思議な構図になりました。
これはロキの変異体としてのシルヴィのように、デッドプール/ウェイド・ウィルソンの変異体として、エマ・コリンさんがレディ・デッドプール/ワンダ・ウィルソンを演じる事が示唆されているのでしょうか?それともまた別のキャラクターになるのでしょうか?続報にも注目です。
映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定です。