マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のショーランナーを務めるダリオ・スカーダペインさんが、海外メディア NPN とのインタビューで今シーズンのこれまでを振り返り、現在撮影中のシーズン3についても語りました。
※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン3までのネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
スカーダペインさんはまず、先週のエピソードでヴァネッサ・フィスクがブルズアイの手によって死亡するという展開にした理由を説明しました。
「フォギーが死んだ時点で、物語の最初からこうなることはある程度分かっていました。あれはフィスク側のチェックマークのようなものです。だからマット側にもチェックマークが必要なんです。バランスが取れていなければなりません。この二人の争いは周囲の全てを毒してしまうので、ある意味、同じ手が彼らの愛する人を奪ったというのは、意図的な皮肉と言えるでしょう。」
ヴァネッサの命令でフォギーの生命を奪い、今度はそのヴァネッサの生命を奪ったブルズアイことベンジャミン・“デックス”・ポインデクスターですが、彼はこれで更生したと言えるのか?その点についても説明しました。
「シーズン終盤の彼の結末は、いかなる意味においても贖罪とは呼べないと思います。コミックの世界、つまり我々の世界観において、そんなことは起こり得ません。ブルズアイが『俺は正義の味方だ』と言っても、それを真に受けることはできないのです。それは彼の心の中だけの話であって、現実世界でブルズアイが我々の期待に応える形で贖罪できるかどうかは分かりません。あそこでは、彼を救済する術はないんです。」
また、コミックでは何度か蘇ってきたフォギー・ネルソンですが、スカーダペインさんは今回もフォギーが戻らない事を強調しました。
「サプライズの余地は常にあるし、期待を持たせたくもないし、ネタバレもしたくありません。(デアデビル役の)チャーリーがすでにこの点について触れていると思います。原作にはフォギーの死が偽装だったというバージョンもあります。シリーズによって展開は様々ですが、我々の『デアデビル:ボーン・アゲイン』では、物語を軽視しない形で始めるために、その喪失がマットの今後のすべてのエピソードでの行動に影を落とすようにしました。だから、『ああ、あれは夢だったんだ』とか『ああ、あれは偽装だったんだ』としてしまうと、マットやカレン、そして彼らの小さな家族への影響が本当に小さくなってしまうんです。」
マーベルはリアリティを重視して描いているものの、結局のところはファンタジーで復活の方法はいくらでもあります。数年後にフォギーが再登場したとしても不思議はありません。しかしながら彼の死によって今の物語が動いていることもあって、少なくともスカーダペインさんがショーランナーを務めるうちはそういう奇跡は起こらないと考えるのが良さそうです。
そして話はシーズン3について。インタビュー時点でシーズン3の最終回の脚本を執筆中だと明かしたスカーダペインさんは、次のように語りました。
「実はマットとフィスクは時間が経つにつれてどんどん親密になっていくと思うんです。シーズン2の終わりに二人がたどり着く場所を見れば、そう考えるのも簡単だと思います。彼らの戦いは、彼らの本性をより明らかにするものであり、彼らは互いにではなく、その本性が厳しく試される方向に向かっていると思うんです。」
また、最近マイク・コルターさんやフィン・ジョーンズさんが撮影現場の写真を公開していた事について、「あの二人は挨拶に来ただけでしょう?詳しくは何も話せませんよ」とシラを切り、エレクトラとコリーン・ウィングの再登場についても同様に話を避けつつ、登場キャラクターを決定するプロセスについて話しました。
[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-s3-mike-colter-confirms-defenders-return-and-deleted-spoiler-photo/”]「あまりネタバレせずに説明すると、脚本家たちが集まる場では、まず象徴的なコミック作品をいくつか見ていきます。私たちが進めているストーリーの中で理にかなっていると思われる要素をたくさん見て、キャラクターを登場させたり、ストーリーラインを追加したりする段階になったら、私たちの希望リストを参考にします。これまであなたが挙げたキャラクターは全員、その希望リストに載っています。私がやりたいこともあれば、MCU全体でやっていることもあり、それらが一致することもあれば、一致しないこともあります。」
「この番組で私たちが作り上げている世界観は、他に適切な言葉が見つからないのですが、フランク・ミラー風と言えるでしょう。チップ・ズダースキーとブライアン・マイケル・ベンディスというアーティスト兼ライターたちは、独特のトーンとツボを持っていて、あなたが挙げたキャラクターの多くは、まさにそのツボにぴったりとハマっているんです。」
「つまり、遠回しに『ぜひそうしたいけれど、具体的な答えは言えない』と言ったわけです。」
シーズン3ではキングピンの失脚により、Netflix版にいたギャングの数名が戻ってくるとも噂されています。そんなキングピン/ウィルソン・フィスクを演じるヴィンセント・ドノフリオさんがシーズン3の撮影現場で目撃され、これまでとはまったく違う風貌で登場する事になるようです。
First look at Vincent D’Onofrio as Kingpin on the set of ‘DAREDEVIL: BORN AGAIN’ Season 3.
— Daredevil Shots (@_DaredevilShots) April 23, 2026
(via: getty images) pic.twitter.com/sqTZY7qMX9
「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて再登場しています。
シーズン2ではNetflix版でクリステン・リッターさんが演じたジェシカ・ジョーンズも再登場。「ホークアイ」、「ボーン・アゲイン」シーズン1のソーズマン/ジャック・デュケインを演じたトニー・ダルトンさんも復帰しています。
ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2までディズニープラスで配信中。そして、シーズン3が撮影中、2027年配信予定である事が発表されました。
