MCU版「ブレイド」の元監督が制作中止を振り返り、スタジオから学んだ事を語る

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マーベル・スタジオが開発中だったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」の監督を務めていたバッサム・タリク監督が、海外メディア The Wrap とのインタビューで撮影に至らなかったこのプロジェクトを振り返りました。

タリク監督は新作映画「Your Mother Your Mother Your Mother」を、「ブレイド」の主演を降板したマハーシャラ・アリさんと制作。「ブレイド」よりも前、コロナのパンデミックよりも前から考えていたというこの作品は、主人公の暗殺者が三人の赤子のために母乳を探す旅を描いていると言います。

そのプロモーションの最中にタリク監督は頓挫した「ブレイド」を振り返り、開発に1年半の時間をかけ、家族を連れてアトランタに引っ越ししたと語りました。

アトランタに移住してからしばらく、プリプロダクションは順調に進み、そのバージョンが噂されていたように、映画の少なくとも一部が1920年代を描く予定だった事を認めました。

マーベル・スタジオの映画制作について監督は「そのシステムは素晴らしかったし、僕たちもその一員だったけれど、このシステムを運営しているのは別の誰かだということは分かっていました。自分たちの都合は相手の都合に合わせているんです。それはまた別の話ですが。でも、その時点ですでに、僕たちは精神性や、この仕事がどんなものか、僕たちにとってこの仕事が何を意味するのかという点で、間違いなく繋がっていたと思います」と語り、「だからこそ、彼と本当の意味での親近感を感じたし、僕たち二人とも何かを成し遂げたいという願望を持っていたんだと思います」と話しました。

監督はマハーシャラ・アリさんが「私は始めたことは最後までやり遂げるのが好きだ」と言ったとし、何度も我慢強くやり直していたものの、制作発表から約7年、アリさんはとうとう断念する事になってしまいました。

監督は「Your Mother Your Mother Your Mother」を「ブレイド」と比較し、「そして、私たちはこれらのアイデアや要素で何かを始めようとしていました。この映画は『ブレイド』でやっていたこととは全く違いますが、私たちが話したかったアイデアは、特に精神性や父性に関して、彼と私にとって非常に近いものだったと思います。私たちは二人とも、最高にクールなアクション映画を作りたかったのですが、どうすれば暴力に重みを持たせ、ストーリーやキャラクターにも変化をもたらすことができるのかを考えました」と語り、アリさんがブレイドのために習得したアクションをこの映画に活かしたと説明しました。

そしてケヴィン・ファイギ社長との間を振り返り、「彼は常に物事を推進する人」だったと評価。

しかし、「会議室などで彼に会うことはありましたが、残念ながら、彼の時間は非常に多くのプロジェクトで逼迫していたため、一緒に過ごす時間はあまりありませんでした」と述べました。

一方でファイギ社長がいかに観客のことを大事に考えているかが分かったとし、「誰かが自分の時間を割いて映画を観てくれるとき、その時間を大切にしたいと思うのは当然のことだと理解できたのは、本当に素晴らしいことでした。そして、彼らは本当にそのことを大切にしているんだと、私は強く感じました。彼らはコアなファン層を維持することに本当に素晴らしい仕事をしていると思います。それは本当に称賛に値することです。そして、それは私が自分のキャリアを築いていく上で、もっと学び、実践していきたいことです」とファイギ社長を称賛しつつ、今後の作品に活かしていきたいとしました。

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MCUの「ブレイド」は主演と監督が不在となった事で事実上崩壊、ディズニーはカレンダーから「ブレイド」の劇場公開日を取り下げました。

とは言え「ワンダーマン」シーズン2のように制作中止が公式発表されたわけでもなく、このプロジェクトが別の誰かの手で再び息を吹き返すのかどうかはしばらく見守る必要があります。

ソース:‘Your Mother Your Mother Your Mother’ Director Bassam Tariq Couldn’t Get His ‘Blade’ Movie Done, So He Made Something Better