マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に出演するチャニング・テイタムさんが、本作のガンビット/レミー・ルボーが「デッドプール&ウルヴァリン」のような強烈なケイジャン訛りにはなっていないと、最新のインタビューで明かしました。
海外メディア Variety とのインタビューでチャニング・テイタムさんはガンビットの喋る言葉に言及。
「完全にケイジャン風にはなりません。(アンソニーとジョー・ルッソ監督は)面白い作品にはしたいけど、完全にデッドプールみたいにはしたくないんです。ドラマチックで引き締まった作品にしたいと考えています。ガンビットがシリアスなシーン、つまりマルディグラのマスクを脱ぐシーンでは、重要な意味を持つんです。」
「デッドプール&ウルヴァリン」のガンビットは原作コミックにあるような訛りを表現する事に成功しましたが、それによってガンビットがコメディリリーフ化してしまっていました。「ドゥームズデイ」ではその訛りを抑える事で、シリアスなシーンでも「何を言っているのか分からない」といったギャグのような展開になってしまう事を回避しているようです。
また、RDJさんが演じるドクター・ドゥームとの乱闘シーンで大怪我をし、現在は理学療法にあたっているとも明かしました。インタビューにあたって痛み止めを飲まずに来たというテイタムさんは、「皆さんの前で寝落ちしてよだれを垂らしたりしないように。コデインが体に合わないんです。それにイギリスの医師が処方してくれた鎮痛剤は強烈だったんです」と語っています。
最後にテイタムさんはガンビット役をやるまえに、ソーのオーディションを受けていたと裏話を明かしました。
「本当はソーになりたかったわけじゃないんです。でも、ケネス・ブラナー監督の前でオーディションを受けたかった。1テイク終えた途端、ブラナーが『動くのは禁止だ。この椅子に手をついて』って言ったんです。それで私は固まってしまった。彼は私の松葉杖を釘付けにしました。それから5年間、じっと動かずにいることを学ぼうと必死でした。」と当時を振り返りました。
チャニング・テイタムさんは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」の公式キャスト発表ビデオにその名前が含まれていましたが、その時、「出演する事だけが決まっていて、何を演じるのかの話し合いは行っていない。」とし、ガンビットを演じるのかどうかも分からないと話していました。
今回のインタビューではテイタムさんがガンビットを再演する事が確定。「デッドプール&ウルヴァリン」のエンディング後のガンビットがどこに現れる事になるのか注目です。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。
公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。
また、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんが出演を認めています。
映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。