ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム」シリーズで主人公のエディ・ブロックを演じたトム・ハーディさんが、今月初めにスパイダーマンとのクロスオーバー映画の計画について話し合ったことを明かし、話題となりました。
この時、両スタジオの思惑の相違がクロスオーバー計画を潰したという旨の内容を話していましたが、それは「子どもたちの疑問への説明内容がファンに誤解を与えた」と後日別のインタビューで訂正していました。
そして、THR との新しいインタビューで再びスパイダーマンについて次のように言及しています。
「私の発言は誤解されています。ヴェノムやスーパーヒーロー関連の話になると、人々は興奮し、それが別の解釈をされてしまうのです。私がそんなことを言ったわけではないことを明確にしておきたいと思います。」
実際に話し合いがあったのかと問われると、ハーディさんは「話し合いは常にあるけれど、それが実現するとは限りません。何かが実現するまで、こうした話はこれからも続くでしょうし、いつか実現するだろうと確信しています。ただ、私の場合は今のところ実現していないんです。」と語りました。
そして、「今は『マッドマックス ウェイストランド』もあります。」とハーディは笑い、「いろいろ議論されているけど、これもまだ実現していません。」と計画されていたマッドマックスの前日譚映画がまだ実現していない事に対する自虐的なジョークを口にしました。
SSUが事実上の中断となった今、ソニーがヴェノムをどうする予定なのかは明確にされていません。しかし、SSU最後の映画となった「クレイヴン・ザ・ハンター」ではヴェノムとのクロスオーバーが予定されていた事も明らかになっています。
スパイダーマンの新作映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」にヴェノムが登場する可能性は低いとされていますが、「ノー・ウェイ・ホーム」でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の神聖時間軸にヴェノムシンビオートが残されたのは事実であり、「スパイダーマン4」でこれに触れないのであれば、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でその伏線が回収されるとファンは予想しています。
トム・ハーディさんはアベンジャーズ映画を通じてスパイダーマンとクロスオーバーを果たすのでしょうか。話し合いとは何なのか、続報にも注目です。
ソース:THR